トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

拡幅棚田にも産卵

2013-04-03 | 小父のお隣さん

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 今年の産卵は「上部の池」だけとガッカリしたのだが、一夜遅れて、拡幅した棚田とトンボ池に産卵があった。めでたい事、この上ない。棚田には2個体が産卵し、移動しながら産卵した様子が残っている。

 トンボ池も、一角だけ水深を浅くした部分に産卵した。ここは棚田より量が多くて、数個体分の卵塊があった。畳一枚程度の広さしかないし、草も萌え出しているから産卵しにくかっただろう。毎年、卵塊の場所を見て思うのだけれど、必ず水辺の浅瀬、それも北寄りの場所に産む。日中ならともかく、夜間の産卵で太陽の方角に留意するとは、本能とは言え「親心」と感じてしまう感情失禁の小生なのだ。

 また、産卵日がほぼ1日に集中し、二夜に渡っても24時間以内で、これも驚き。広い山域から示し合せて合コンする、これも驚きだ。それより、ネズミ一匹が、巨大プラントへの津波の被害に匹敵したとは、こっちは驚愕!。とは言え、電源設備は暖かいから、動物の侵入は常識内なのである。


卵塊の引っ越し

2013-04-03 | 小父のお隣さん

Sn3d1149  春分の日、上の池に一昼夜で産卵した量はバケツで5~6位にもなるだろうか。積み重なっている部分に、白くなった胚が見えたので、産卵後数日で、一部を移すことにした。

 バケツ半分ほどを掬い取って、下流の泥水地に投じる。新設して初めての春だった昨年には思いがけなく産卵があったのだが、今年は皆無だった。

 「生まれ育った場所で産卵する」という記述は正しくなかったが、昨年上陸したカエルが戻るのは数年後だし、それまで他の水辺でも卵を分散させ子ガエルを上陸させた方が、資源?の安定化には寄与するだろう。

 今日現在、移した物も移さなかった物も、すでに小さなオタマジャクシになって、子ども達の注目の的だ。

    朝早くバケツ携えもらい卵 痴世助