今年の産卵は「上部の池」だけとガッカリしたのだが、一夜遅れて、拡幅した棚田とトンボ池に産卵があった。めでたい事、この上ない。棚田には2個体が産卵し、移動しながら産卵した様子が残っている。
トンボ池も、一角だけ水深を浅くした部分に産卵した。ここは棚田より量が多くて、数個体分の卵塊があった。畳一枚程度の広さしかないし、草も萌え出しているから産卵しにくかっただろう。毎年、卵塊の場所を見て思うのだけれど、必ず水辺の浅瀬、それも北寄りの場所に産む。日中ならともかく、夜間の産卵で太陽の方角に留意するとは、本能とは言え「親心」と感じてしまう感情失禁の小生なのだ。
また、産卵日がほぼ1日に集中し、二夜に渡っても24時間以内で、これも驚き。広い山域から示し合せて合コンする、これも驚きだ。それより、ネズミ一匹が、巨大プラントへの津波の被害に匹敵したとは、こっちは驚愕!。とは言え、電源設備は暖かいから、動物の侵入は常識内なのである。