トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

採り尽くす人達

2013-04-21 | 小人閑居して憮然

Photo_11  尾根筋の末端に二人の人が見えた。うつむき加減でゆっくりと移動している。「ワラビ採り」とすぐに分かった。

 この場所のスミレもワラビも、すでに絶滅状態だが、それでも人は丹念に捜し歩いて採り尽くしていく。ほとんどの人が中高年で若い人たちは皆無である。里山が豊かだったころの記憶や体験を引きずって踏襲しているのだろうが、すでに「豊かでなくなった里山」に気づいて欲しいが絶望的だ。

2  採集できたのは「保全活動の結果」だし、翌年のために初夏のころには採集を止めてほしいのだが多勢に無勢なのである。今日、久しぶりに山に来た、ご近所さんのご夫婦、セリとフキを袋に入れていた。話を聞くとトンボ池周辺でフキは採集したという。

 「景観や環境植物として植えたものですよ」の説明に恐縮していたが、「そこらにあるものは野の物」、一般的にはそうなんだろうね。保全の後から荒らす人が来る、これは精神衛生に非常に悪い。


下草刈り

2013-04-21 | 今日は真面目に

Photo_6  拠点東側斜面の下草を刈りはらった。春咲きの草花が出そろってきたから「全草刈り払い」とはいかなく、フジ、カラスノエンドウ、ブタクサ、ススキなどを選択的に刈りはらったのだ。

 開花している野草はそのままにして、「選択的刈り払い」と言えば恰好良く聞こえるけれど、ある意味「ラフ刈り」でもある。知らない人が見れば「虎刈り」にしか見えないだろうが、小生の頭部は手拭いを被せているから「虎刈り」でも判らない。

 バンダナも何枚かあるのだが、やっぱり小生には「手拭い」が似合う。小父さんだってお洒落に気も遣うのである。

 


羽化直後

2013-04-21 | 小父のお隣さん

 泥水地の集水路で羽化直後の個体を見つけた。前日にシオカラトンボが観測されていたから、シオヤトンボ♀なのかシオカラトンボ♀なのか判らないが、羽化直後の濡れたような翅はキラキラと輝いて美しい。

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