リンゴの花がほぼ満開になった。すべて開き切ってしまったところより、つぼみの見える所が紅をさしたようで美しい。その横では五葉アケビが花の塊になっている。雄花も雌花も入り乱れて、これは混雑し過ぎで美しさには遠い。
その下にはノアザミが花を開き始めた。この花は、昨年夏にフイールドで採取した種を採り播きして育てた花だ。フイールドでは、まだ茎すら立ち上がらないが、庭の株は30㎝程度で花を咲かせた。アザミ類では一番最初、それも初夏から咲くので、誘蝶のために、どうしても庭で咲かせたかった花なのである。翌年に開花するとは思わなかった。
7株ほどが開花結実させるだろうから、種はポットに採り播きして、来春はフイールドの一角に群落を作りたい。クロアゲハが群がったら壮観だろう。