久しぶりに棚田に行ってみた。環境さえ整えば、いるところにはいるのを実感した。泥水地で、あれほど見つけたかったイトトンボ類を探す必要が無いのである。生息密度が関係するのか神経質でなく、気ままに写真を撮らせるし、飛び立っても更に近くに止まる。そのうえ、二種類が同じフレームで撮影出来た。と思っていたら、同種の♂♀なんだとか…。それで納得。
上の池で羽化個体を見たという話を聞いて探し回った3日間はなんだったのだろう。昨年は、6枚ある棚田の上三枚は作付けしなかった。そのため適度に荒れて湿地状態である。周囲は空間の大きい森になっており、イトトンボ類には格好の環境に違いない。
日当たりのよい草地でも、木漏れ日の林内でも、見つけるのは容易なほどいた。泥水地で探さないで、ここに来れば出会いは容易だったに違いない。気が抜けてしまった。