トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

環境が大事

2013-04-13 | 小父のお隣さん

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 久しぶりに棚田に行ってみた。環境さえ整えば、いるところにはいるのを実感した。泥水地で、あれほど見つけたかったイトトンボ類を探す必要が無いのである。生息密度が関係するのか神経質でなく、気ままに写真を撮らせるし、飛び立っても更に近くに止まる。そのうえ、二種類が同じフレームで撮影出来た。と思っていたら、同種の♂♀なんだとか…。それで納得。

 上の池で羽化個体を見たという話を聞いて探し回った3日間はなんだったのだろう。昨年は、6枚ある棚田の上三枚は作付けしなかった。そのため適度に荒れて湿地状態である。周囲は空間の大きい森になっており、イトトンボ類には格好の環境に違いない。

 日当たりのよい草地でも、木漏れ日の林内でも、見つけるのは容易なほどいた。泥水地で探さないで、ここに来れば出会いは容易だったに違いない。気が抜けてしまった。


ウラシマソウ

2013-04-13 | 感じるままの回り道

2  ウラシマソウが開いた。釣竿に見立てられた黒いひげは何時みても長い。

 数年前に林道に捨てられていた株を柳の北側に植えたのだが、枯れもせず元気である。この柳にはクワガタやカブトムシ、はたまたオオスズメバチまで訪れる名所で、採集者が木の周りに踏み跡を作るほどやってくる。

 いつかは踏みつぶされると思いつつも、移植はしないで、そのままにしている株なのだが、お目当ての昆虫は持ち去っても、植物は踏まないらしい。

 このフイールドで活動を開始した頃は、ウラシマソウは見れるか見れないかと言うくらいに珍しかった。一株見つかれば、寄ってたかって覗き込んだものだ。それが今は群落をなしている場所もある。消える種類もあるし、植物界も悲喜こもごも、無常である。小生も、もはや浦島状態だ。


ルートの変更

2013-04-13 | 小人閑居して憮然

Photo  北の谷、林内のルートの一部を変更した。林内にルートを開いた当時、見どころになるようなポイントを選んで道筋を通したのだが、今回の変更は、見どころを避けるためである。

 開設時、株立ち状のハナイカダの至近にルートを寄せたのだが、株が育って歩行者に触れるようになってきた。「歩行者が脇に逃げれば良い」と小生は思っていたけれど、そういう考えの人ばかりでは無く、昨夏に株元からバッサリと切除されたのだ。

 再びは無いようにと、倒木で旧ルートは通せんぼし、新ルートの道筋を明らかにして終了。こういう処置でクレームが出ることもある。世間は判らん。


ルリタテハ

2013-04-13 | 小父のお隣さん

Photo_11  ルリタテハが足元に舞い降りた。この蝶、割合に敏捷で撮影しにくい。今年も三月上旬には姿を見せていたのだが、飛翔していては撮影できなかった。

 翅の表面と異なり、裏側は枯葉のように地味で、閉じてしまうと見つけにくい。今日は比較的気温が低くなったので排水路の窪地に来たのだろう。

 ゆっくりと翅を開閉しているので、何枚か撮影しないと気に入った構図が取れない。ケータイではそんなもんだと納得済みだが、そのためにチャンスを逃がすこと度々である。