知人の「イトトンボの羽化個体を初見」の話しを聞いて、出かけたのだが発見できなかった。おりしも時雨で、小生は傘を広げて出向いた空模様では、飛翔力のないイトトンボは雨宿りしていただろう。でも、出かけたお蔭で得難い事態に出くわしたのだ。
池のほとりでシマヘビがモリアオガエルをくわえていた。シマヘビの体長は80~90㎝、胴径は小生の親指程度だったから3㎝以下で、シマヘビとしては小ぶりの個体だ。普通の出会いなら、一目散に遁走するのに、今回は微動だにしないで飲み込もうとしている。
しばらく見ていたが経過は進展しない。カエルも胴体をパンパンに膨らまして抵抗を試みているようだ。ヘビには歯が無いから痛みは無いだろうが、カエルは目をぱちくりさせながらも騒ぐ様子は無い。成り行きに委ねているようにも見える。こんな時に大騒ぎするのは霊長類だけかもしれない…などと他人事のように、その場を後にしたのだが…。
今回の事、捕食者にとっては命を維持するために失いたくない食事という事は伝わってきた。一方、シマヘビにとっても狩られる危険の大きい状況で、食事が命がけだという事も実感した次第。それはともかく、両者の瞳の澄んで穏やかだった事に感動…。