トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

食物連鎖

2013-04-09 | 小父のお隣さん

 知人の「イトトンボの羽化個体を初見」の話しを聞いて、出かけたのだが発見できなかった。おりしも時雨で、小生は傘を広げて出向いた空模様では、飛翔力のないイトトンボは雨宿りしていただろう。でも、出かけたお蔭で得難い事態に出くわしたのだ。

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 池のほとりでシマヘビがモリアオガエルをくわえていた。シマヘビの体長は80~90㎝、胴径は小生の親指程度だったから3㎝以下で、シマヘビとしては小ぶりの個体だ。普通の出会いなら、一目散に遁走するのに、今回は微動だにしないで飲み込もうとしている。

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 しばらく見ていたが経過は進展しない。カエルも胴体をパンパンに膨らまして抵抗を試みているようだ。ヘビには歯が無いから痛みは無いだろうが、カエルは目をぱちくりさせながらも騒ぐ様子は無い。成り行きに委ねているようにも見える。こんな時に大騒ぎするのは霊長類だけかもしれない…などと他人事のように、その場を後にしたのだが…。

 今回の事、捕食者にとっては命を維持するために失いたくない食事という事は伝わってきた。一方、シマヘビにとっても狩られる危険の大きい状況で、食事が命がけだという事も実感した次第。それはともかく、両者の瞳の澄んで穏やかだった事に感動…。

 


**老いは偏屈

2013-04-09 | 性向有毒の翁なれば

  フキノトウないかと問われ意地悪く買って食べてと見放し断ず

  蕗植えて春の景色の楽しみに思えど他人は食材に見る

  フキノトウ藁人形に助けられ塔となりしぞこの春の日は

  神仏のご加護を胸に鳥居描く奉ずる谷地に命ぞ増えよ


プッツンした!

2013-04-09 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

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 今春は、管理している範囲のタラノ木の新芽がことごとく摘み取られた。今まで何とか持ちこたえ、花を付け虫を呼び、実を付け鳥を呼び、種子の拡散に役立っていた繁殖用母株まで被害に遭ってしまった。株立ちになって、本来のタラノ木の姿をみせてきて喜んでいたのだが…。

 刈り残して育成してきた本数は50本を超えるが、太い木は傷口から樹液を出している木もある。こういう状況は見たくなかったけれど、現実に直面すると維持は難しいと判断せざるを居ないので、管理区域内のタラノ木は一本残らず地際から切断した。今後、管理区域内には生育させない。切除は不本意だが、特定少数者のために汗水流して喰わせる手間は不必要だ。

 小生が刈り払わなくても、存在を知った彼の人たちは、二番芽・三番芽まで切り取りに訪れるのが通例で、早晩枯れ死してしまうし、半径数百メートル程度の箱庭みたいな環境で、採りつくしたい感覚が恐ろしい。「山の恵み」ではあり得なくなっている現実に、採る側が「執拗」になっているから「呼び込まない里山里地作り」を心がけねばならなくなった。ため息が出る。