昼飯を食べようと、車に向かったら、山から下りてきた同世代の夫婦が前を歩いている。二人とも、踏み跡を離れて右と左を見ながら進んでいる。
手に鍬など持っていないし、明らかにタケノコ採りではない。駐車場の崖の斜面にも入り込んで進んでいく。ここは小生でも、夏季に一回程度の刈り払いに入るくらいの場所なのだ。
この二人、昨日は東の山域に入り、帰りはポリ袋を膨らませて帰ってきた。場所と量からワラビくらいしか考えられなかったから、確認のために茶畑跡に行ってみた、綺麗さっぱり一本も立っていない。
二人がかりで丹念に執念深く捜し歩き採集されてしまうと、行きつく先は絶滅しかない。タラの木も、このような人たちが枯らすのだろう。