帰宅しようと車に乗る時、屋根に緑の蜘蛛が見えた。ハナグモだと思ったがワカバグモの可能性もある。どっちにせよ、このての蜘蛛の、前足2本を揃えて威嚇してくる姿が可愛くて好きである。
写真の蜘蛛は、綺麗な若草色だったのだが、車体の白の上ではカメラの対応が悪く、EV値をマイナスに変更すれば適正な露出になったのだろうけれど、前足を振り立ててくれなかったから止めた。
それもそのはず、この蜘蛛は前方のクソバエを狙っていたのだ。小父さんの相手をするほど暇でなかった。首尾は知らない…。
コクサギが花を付けた。アゲハの食草として植えこんで何年になるだろうか。ずいぶん成長の遅い木のように感じていた。そのうえ、どういう理由か知らないが、アゲハが産卵したことはない。
周囲を見れば、食草や食樹になる植物は溢れているから、あえて、コクサギに産卵することも無いのだろう。 穿った見方をすれば、なじみの薄い食樹に産卵することは、親蝶としてはリスクに感じるのかもしれない。
コクサギの葉の付き方は変わっており交互についていない。理由はあるのだろうが、この不思議な葉の付き方に気が付く人もまたいないのである。