トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

水源地の手入れ

2013-04-17 | 水辺環境の保全

Photo_3  取水口の水見回りに行った際、水源の沢に倒木がそのままで流路さえ見えなかった。今日は携帯スコップと鋸を携えて処理に行った。

 一昨年だったか9月の台風で斜面が崩れた後、水源地に手を入れた形跡はない。前日、水見回りの帰路、畑にいた地元のM氏に「取水口の清掃をしてきた」と話した折、「誰も気にしないからね」という。

 部農会が水利権を持っているが、本当に必要な時は春の田作りの時だけなのだろう。送水してもらっている小生らの活動する沢なども、水切れし干上がっても、一般的には留意も手当もする人も無い。

 管径50mmのパイプによる送水だって、依存しつつ生息域として住み着いた生物には、死活問題なのであるが、まあ、今回の流路の整理で取水流量は増えたが、一雨欲しい。


ツマキチョウ

2013-04-17 | 小父のお隣さん

Photo  春にしか現れないというツマキチョウ、小生はモンシロチョウが飛んでいる位にしか見ていなかった。教えてもらわなければ見過ごしていただろう。

 飛び方には敏捷さが無く、頼りなげな飛翔だけれど、それが、見る人が見ればすぐ判別できる飛び方でもあるらしい。小生は酩酊状態に見える。

 年に一回程度しか撮影出来ないけれど、よく見れば、かなり美しい蝶なのだ。ミズジチョウも飛翔し始めたが、ミスジチョウは白黒での紋様が美しい。


キンラン咲く

2013-04-17 | 感じるままの回り道

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 「もうそろそろかなあ 」と思って自生地に寄ってみた。3株だけ開花していたが、美しい金色である。マンサクやタンポポなども黄色の花を付けるが「金」が付かない。蘭科だから「高貴」のイメージでそうつけたのだろうか。そうだとすると植物界にも厳然と「差別」が存在していることになる。

 名前にイチャモンを付ける気はないけれど、年々、個体数が減っていくのが気になる、この3株も歩道脇で開花した。Sn3d1248 利用者の多いトレイルではないが、タケノコ掘りが毎日入り込む時期と区域なだけに、人目に付く機会は十分高い。

 鍬を持ち込んで歩き回る人種だけに掘り取っていく人もいるのだろう。早晩、一株も残らないのは自明の理だけれど、保護するための移植も場所の選定が難しい。

 ヤマユリ、ササユリの繁殖のために、採種用の母株を拠点の一角で育てていたのだが、すべて蕾を付けた頃に盗掘された。庭のエビネだけは盗掘もなく毎年花穂を出してくれる。当たり前か…。