トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ダビドじゃないような

2013-04-27 | 小父のお隣さん

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 棚田からの帰り道、林内の沢筋でイトトンボを見ていたら、また一匹が近くに来た。てっきりイトトンボと思いカメラを近づけたら、それはイトトンボでなかったのだ。「サナエトンボか?」と思ったものの、先般教えてもらったダビドサナエより小型に見える。撮影した写真と比較すると、尾の模様が異なるし、胸の縞模様も違うように見える。2

 体長は5~6㎝に見えたし、止まるまではイトトンボと信じて疑わなかったサイズだ。尾端の写真は保存しなかったようで残っていなかったけれど、はさみ状の突起物があったから♂なのだろう。

 先日、教えてもらったダビドサナエが右の写真だが、同一種には見えないのである。何時ものことながら、トンボの増える環境作りをしていても、トンボは判らんから、増えれば良いのだ。と言うものの、悔しいからプリントしてネットの図鑑と照合した。驚きの結果は「ダビドの♂♀」、素人にしては上出来…。


棚田の水路

2013-04-27 | 水辺環境の保全

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 棚田の上部、林内からの流路が浅くなり、出水時に田に流れ込む場合が出てきた。復元前も、この事象で棚田が埋まり堤の崩壊を招いていたのだ。

 先日、用意した丸太を使い今日になり、ようやく水路の改修を終えた。流路の幅を広げ、段差工を施した一部は、畦との落差がなくなってきたから取り外し、堤を丸太で支え土を盛った。Sn3d1441

 棚田6枚の脇、距離にして数十メートルだけだが、見た目もすっきりした。カワトンボやイトトンボの発生する場所でもあるけれど、今回の改修で被害があったとしても、出水時の流速は緩やかになるだろうから許してくれるだろう…。シュレーゲルアオガエルのコーラスに混じり、キビタキのさえずりが聞こえた。田植えの頃はサンコウチョウが鳴く。

 一日おいて、丸太を固定するための杭打ちに行く。前日の降雨による出水で流路が綺麗になっていた。下流部の川幅も広げたからイトトンボも楽になっただろう。


迷宮の入り口

2013-04-27 | 感じるままの回り道

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 先日のこと、シオカラトンボの「昨日確認」の報を見て、さーて困った。これからはシオヤトンボとシオカラトンボの区別がつかない。とりあえず、確認前後の個体を比べてみる。違うと言えば違うし、同じと思えば同じに見える。三枚並べた右は明らかに異なるけれど、十日も立ってからの個体だ…。Photo_4

 いつものことながら、昆虫であれ植物であれ、種や名前を同定しなければならない必要はないのだが、時々は「どっちだったか…」が頭をもたげてくる。知らなければ疑念は湧かないが、なまじ知る事は迷宮に踏み入る事になる。両雄、あるいは両雌並べ図説や図解してある図鑑が欲しい。

 まあ、かようなことは人に任して、小生は飛翔を楽しめばよいのであって、これ以上、禿げ頭が光っても、「トンボのメガネはピカピカメガネ」なんて童謡にもならず、若くない「ベルテル」は悩む必要はない、のだが…。