トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

アサギマダラの蛹は初めて!

2019-02-01 | 小父のお隣さん
 拠点道具小屋で木工工作の始末を終え帰り仕度の折、モチノキに絡ませたキジョランにアサギマダラの幼虫を探した。ようやく寒明けになろうと言う今日この頃、越冬幼虫の所在確認である。
 幼虫が生息していると思われる蔓葉の高さは3mほどあり視認し難くなってきた。それでも目を凝らして探すと黄緑色のボンボン状の物体が見える。付着していた葉には二か所の食痕があったから「恐らく蛹ではないか…」と思ったものの一度たりとも写真でさえ見た事が無いから自信など無い。

 撮影するにも高さが高さで、脚立はあるにせよカメラを片手で支え上向きでないと撮影できない環境だ。同じ高さで横位置から撮影出来ればもう少し鮮明画像が得られたのだろうが、ぐらつく脚立の上端でまたがる事など事故の元である。会友もいない状況下では撮影は無理だった。

 画像が不鮮明でも短期記憶は自宅までは保てるだろうからと、帰宅一番にネット検索をした。もう一発で画像が現れアサギマダラの蛹と確認できた。二月の最初の日、節分立春を直後に控えての特ダネである。祝着至極、祝着至極、水戸黄門のドラマでもあるまいに独りゴチたのであった。

 初めての蛹だったが、みずみずしいボンボンを連想させるしゼリー玉のようにも見える。形は蛹の中でも変わっているのかどうか知識は無いのだが、小生的には新鮮な変わり物に思えた。
 月形半平太だったか「こいつは春から縁起が良いや!」の台詞も出ようと言うもので、勢いついて自宅庭のキジョランの葉裏を探したけれど2匹いたはずの幼虫は発見できなかった。
 これには「にーっ」と苦笑いするしかないが、これがほんとの「にーっ悲喜こもごも」というのであろう。

                      

「森の市」の顛末は如何…

2019-02-01 | 感じるままの回り道
 「森の市」が近年まれに見る晴天の内に終了した。当日の最低気温は今季2~3回目の氷点下で-1.3℃を記録している。肩は血行不良で冷え傷むし膝も低温下では傷みが出る。肩にはカイロ、膝には温感湿布を貼り保温サポーターを装着した。更に娘のコールテンスカートをリフォームし巻きエプロンに仕立てて使った。このゴールデンエプロンで防寒対策は完璧。人ごみに紛れて不審に思う人は皆無だった。

 なんといっても8時から15時まで吹きさらしの土手の広場に立ち続けるのである。見てくれに拘るような歳でもないのだ。飲み物は生姜湯にし、ミントの飴玉をしゃぶり喉粘膜の働きも促しておいた。
 今回の目玉は、予定では「アクション付きプルトイ」、結果として一体も作れず「動物積み木」とムーミンセットで250体のピースが主力になってしまった。賑わいにと「竹ボラ」は拙速で頓挫、ラトルバックも同様に一体も売れず轟沈…。
 同じように短時間で仕上げた「幾何回転体」コロコロ、コロリンは全てはけた。100円、200円という廉価が幸いしたのだろう。材が無かったから竹ボラやラトルバックで失敗したが、失敗も楽しみの内か。

 小生肝いりの「縄文風木偶」は「博物館で見ました」という親父さんが1人いたけれど購入は無し。一体だけの小生オリジナル「縄文の巫女」はご夫婦がお買い上げ。ちなみに「値段が手ごろで衝動買い出来る価格です」には泣ける。造形では無かったのか…と。まあ、この「縄文の巫女」は会心の出来栄えであった事は爺我自賛するまでもない。
 しかしなんだなあ、残った4体の処分に困る。子どもの施設に流すわけにもいかんし・・・・・。今回、再会できるかと秘かに楽しみにしていた未就学児2人、顔を見る事は出来なかったが、今どうしているだろうと全くの他人であるものの昔の名残がでる。まあ、一期一会ということだろうて。
 
 「動物積み木」はセットだと高額になるから昨季の反省を踏まえ単品販売にしたけれど数点のお買い上げがほとんどで「積み木」遊びを出来るほどの量を購入してくれるお客は無かった。それでも前回「どうしても欲しいから廉くしてください!」と頑張られ3000円に値下げした「動物積み木セット」を購入したお母さんが今回も来て7体の追加購入をしてくれた。「今でも喜んで遊んでいます」は嬉しい言葉である。結局、おまけに持たしたりして、「動物積み木」の売れたのは半分、サービス品として半分と言うのが勘定か。

 「動物積み木」が暴走し「ムーミンキャラ」でプレゼント用に試作したセットを雛壇で展示していたのだが、これが一番の人気で、「ムーミン谷」のジオラマ用のキャラまで失ってしまった。売り物では無くとも欲しいものは「お願い」するキャラが多いと言う事か…。小生の気の弱さを実感した。

 昨季の売れ残り「泳ぐ魚」は3体お買い上げしてくれたご夫婦がいたけれど、プルトイは結果として売れたのは「猪」だけだった。
 総括すると「爺我自賛」の物づくりでは駄目で、お客の歓心を引くような物がよろしい。まあ、それが出来れば苦労は無い。全ては我が「業」の産物なのである。

会友二人の出品     Yさんのウグイス笛      Mさんの袋物