トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二種類のバードフェーダー

2019-02-11 | 何よりの楽しみ
 冬季の給餌はミカンと玄米で済ましていたのだが、今期はミカンだけである。玄米はたっぷりあるけれど面倒に感じるようになったのは「寄る年波」あるいは「由る年波」か。個人的には「歳並」がふさわしいと思いつつも漢字変換では出てこない。

 給餌するのは野生のキビキビした姿が「美しい」と思うからであるけれど、たまたま北欧のお宅にお邪魔した折り、ベランダでコーヒータイムにあずかったのであるが、そこにラクビーボール形のスプリング式バードフェーダーが設置してあり、手の届くところなのにカラやヨーロッパ家スズメなどが取り付いていた。
 中にはピンポン玉大の穀物ボールが数個入っており、盛んについばんでベランダの人間を恐れる風も無かった。小生としてはこのバードフェーダーが欲しかったけれど近くに店は無く、帰国してからクリーニング店からついてくるハンガーをばらしつなげて作ってみたのだ。ハンガー1本では長さが不足であった。
 ネットで探してみたら英国製で似たようなものはあったけれど円筒状で気にくわなかった。ラクビーボール状が望みなのである。

 あのおり、穀物ボールの作り方も教えてもらっているし通販で手に入るのも確認したけれど、、雨の当たらない窓際にフランスパンを入れて下げておいたものの立ち寄ってくれず、やむなくリンゴの枝にミカンを入れてぶら下げたという顛末になった。

 数年、使いこんだ鳥かご形より枝につるしたラクビーボール形に来る回数と時間が多いような印象で、理由は分からないものの揺れる感じが自然に近いと思っているのだろうか。どちらにせよ花だより頃までは姿を楽しめるだろう。
 あの現地で見たフットボール形は次シーズンまでには入手して使ってみたい。このスプリング式は給餌が楽なのだ。

          使いこんだ鳥かご形      模倣したスプリング式

カエルの産卵床を整える

2019-02-11 | 今日は真面目に
 長柄のジョレンの試し浚いを分水部の沈泥部で行った。立ち位置を移動せず泥浚いと畦への集積が楽である。何せ手を伸ばせば3m先から泥土を寄せられる。スコップ作業より格段に楽なのである。

 それはともかく早速に棚田と二つ池の前季まで産卵を確認できた区域の泥浚いをして水底を整えた。浅くても深くても駄目で、オタマジャクシになった後の事も考えると綺麗過ぎもいけないのだ。威之志士様が水際を掘り荒らさなければ産卵場所が埋まる事もないのだけれど、水際の湿った部分はミミズやカエルなどが豊富なのだろう、初冬までは荒らされ放題になる。
 春先は筍目当てに竹林で跋扈するようになるから、今、泥上げして水際に盛ったとしても卵がかえるまでは安泰だろうと希望的観測をしている。

 棚田はヒキガエルが産卵しニホンアカガエルは産卵していない。明るい空間である事が理由かどうか分からないけれど、おおむねヒキガエルは北側の日当りの良い水辺に産卵し、ニホンアカガエルは尾根の影になる南側に産卵する傾向があるのが経験則で、そのため産卵床を整えるのは両側になる。
 長柄のジョレン1本で泥を引き寄せるだけで始末できたけれど、数日前に今季初めての刈り払い機作業と真竹の集積を行った結果、両肩の傷みがぶり返して辛い。

 棚田の産卵部        ➡  二つ池の産卵部