トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

食草だけでは…

2019-02-17 | 蝶の食草園
 食樹を移植し終えて一段落。つらつら眺めていていつも心にある事が浮かんできた「幼虫が食べる食料を揃えても産卵する親の食料が無い…」。
 蜜源植物としてトチノキを植えてあるが花をつけるにはまだ20年以上も要する。食糧なんて、その期その時に必要なのであって園芸植物の導入は避けなければならず、飼育している訳でもないので「自ら調達」を不要にする様な関わりは避けたい。

 かと言ってお節介の誘惑は止まる事が無く、遂にトンボ池の小島に二本移植した。この小島はもともとは生物の安全地帯として設えたはずだったのだが、アシやミソハギが茂ると猪様のハワイになっている。
 そこを今回刈り払って植えこんだのだが、アシもミソハギもおっつけ伸びてくる多年草である。当初に春先の蜜源と言うか彩りが欲しくてレンギョウを植えていたけれどアシやミソハギに負けて枯れてしまった。今はと言うとヤマハギとムラサキシキブ、ツルグミに実生のネムノキが育っている。

 さて、今回の二本、活着してチョウを呼び寄せてくれるかどうか姥捨て山のお楽しみで、なるといいな蝶蝶八視、蝶蝶八視…。

           移植前   ➡    移植終了、分かり難いか