トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

お試しや目論見の春・・・

2019-02-23 | 感じるままの回り道
 池のタナゴや貝などが姿を見せるようになった。毎期毎期、稲作の様に一期一作の感じで、何時も初心者である。昨季は浮揚げ水槽を用意し産卵されたと思われる二枚貝を2週間交代で2か月間管理していたのだが、ヤゴを育ててしまっただけで稚魚の姿を見る事は叶わなかった。

 既にタナゴのオスは婚姻色が見えるし、メスに産卵管は見えないものの栄養状態を良くし体力をつけておきたい。そこで従来の餌に加えてカモンベールチーズと卵黄を与えてみる事にした。とりあえず食いつくかどうか確認しなければならないのでチーズに集魚用のペレットを埋め込み水底に置いた。
 程なく群れて食いついていたが1立方cmの体積は翌朝までに消えていた。泥鰌も食いついていたから食料として献立に入れる。ああ、カモンベールチーズなんて物は小生の口には届かない食品なだけに泣ける。

 産卵させる二枚貝は水底の砂泥から体を見せてきたし本格的に給餌を開始する時期になった。現在は「えひめAI」製造時の澱、植物性豆乳ヨーグルト、乳酸菌・ビール酵母製剤、植物性ヨーグルトの混合液を投与しているが、カワニナやシジミに問題は出なくても大型の二枚貝にでる問題がある。
 ネット上で散見する二枚貝の給餌は長期飼育の難しさが目立つ。何より餌の問題が大きいのは理解できるが、沢筋に入り珪藻を採取し給餌し続けるのは無理である。今季は上記の餌にバナナとアボガドを加えミルにかけ投与してみるつもりで、小さなミルを奮発せねばならない。

 池の水は水道水と雨水だけで、水質改善に「牡蠣殻化石」を投入してあるものの死んだ二枚貝の殻を見ると不足なようで薄く感じている。郷里でガサガサを行っていた頃に採った貝の殻は厚く強固と記憶しているが、まあ水道水と雨水での飼育下ではミネラル分が不足なのは判り切った事だろう。

 弱点解消のため今回、既に投入済みの牡蠣殻化石に加え「卵の殻」と「二枚貝の殻・カワニナの殻」を砕き小穴を多数通したペットボトルに入れて沈めてみた。効果のほどは数カ月を経て分かると思うけれどカワニナの繁殖力が旺盛で、そこに外殻を作る成分を取られているのではと言う懸念は払拭できないのだ。
 このカワニナを根絶させるには「池の水全部ぬく」算段が必要としても、これは不可能。あの芸能人に頼もうか・・・。まあ、池の水を抜いてしまえば産卵も見込めない。

 ここまで行って気が付いた。「既にミネラル槽は設置済み」なのだ。ウオータークリーナーの濾過槽を転用しているが中を除くと量が減っている。落葉は既に消えているし、これに追加すれば良いだけの事だった。
 牡蠣殻化石がどれだけ溶け出していたのか知る由もないが、包まれていた土の層は崩れ散ってはいる。これに落ち葉を加え再び池に戻した。今回はペットボトルに入れた卵の殻と二枚貝やタニシの殻も投入したから少しは水質向上が出来るか…。

 容器  ➡   ミネラル分原体  ➡   落ち葉を加える