トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

食樹の植樹 2

2019-02-16 | 蝶の食草園
 スコップの持ち合わせが無くて二日がかりの植え付けになった。この日は自宅から柑橘系と既に名前を忘れた1本、泥水地に植えて威之志士様に掘り返され続け、いじけてしまったマユミの樹の3本を食草園とトンボ池の土手に植えつけた。
 マユミは食樹ではなく、オオアオイトトンボの産卵樹として期待しているのだ。

 名前を忘れた食樹1本は半分に切り詰めて車載した。名前については葉が展開してからS先生に教えを乞えば良いだろう。これも名前を忘れた柑橘系も切り詰めて車載した。この柑橘系にはキアゲハの産卵が絶えず、シーズン中は丸坊主状態なのだが、それでも成長して邪魔になってきたのである。大きいだけなら良いのだがカラタチやユズの様に棘だらけで、庭の手入れをするのに危なくてしょうがなかった。幼虫を育てるだけなら庭に置く理由も無いのだ。

 マユミはもともとトンボ池の土手に植えてあった樹なのだが、小生の思い付きで泥水地へ移したが結果は無残で、移した時よりも小さくなってしまった。猪の跋扈した結果だ。
 このマユミ、トンボ池にあった頃はオオアオイトトンボの集団産卵に使われていた樹なので、樹下は水面になる様に植えた。オオアオイトトンボは樹皮の中に産卵するようで、水辺に何種類か植生はあってもこのマユミ以外での産卵は確認していない。まあ、その楽しみが増えるかどうかは活着するかどうかに由る。

 植樹する際の留意点は「ゆったりとした植え穴」に「たっぷり水決め」と「しっかり支柱」の三点セットを心がける。ここだけは他人任せには出来ない性分である。
 これから植樹イベントが各地で開催されるだろうが夏までに大半が枯れ死、あるいは刈り払いされて草っ原なんて現実を見てきただけに自分だけは轍を踏みたくないのである。

 植え付け場所  ➡   たっぷり水決め  ➡   しっかり支柱

 土手の植え付け場所 ➡  植え付け終わり ➡  水際の修復