トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

落ち込み部の拡幅

2019-02-20 | 水辺環境の保全
 上の池の環境を維持できれば申し分ないけれど部外者の立場では思うようにも出来かねる。面積はだいぶ小さいけれど深さは十分な上の池と二つ池の間にある「落ち込み部」を拡幅、掘り下げしてシェルター代わりにする事にした。
 落ち込み部と言う事から出水の度に洗掘され深さは維持できる。アカハライモリが生息しているからモロコの生息環境としては難があろうけれど背に腹は代えられない。ここなら拡幅と掘り下げをしても足を引っ張られる事は無いはずだ。

 今回は崩れた部分だけ掘り取ったから面積としては大幅に拡大した訳でもないけれど、水溜りの外側に50㎝程度は広げられたし、護岸と更なる掘り下げは後回してもホトケドジョウの生息確認は維持出来ているから、モロコの生息環境としても世代を維持できる可能性はあるだろう。

 浚渫土は二つ池水際のかさ上げにまわした。水位と水際の高さに差が無いと湿潤度が増して威之志士様の跋扈掘り返し破壊に遭いやすい。上の池に土砂流入を防ぐ沈泥部を設えたくて池の主に掛け合ったのだが「仕切りを作ると猪が掘り返すから…」とにべも無かった。
 しかしながら二つ池も棚田の部分も仕切られる畦を切望したのは池の主様で、小生は一面で管理する方が環境が安定すると言ったものの無駄だった。まあ、かように目的は異なれど矛盾があるのが世間と言うものだろうて…。

 ➡  拡幅終わり        土は二つ池の護岸かさ上げに