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春休みで近くの環境教育NPOが主催する活動が連日原っぱ部で展開している。特別に何かを行うという程の内容は無いようで、三々五々気ままに遊ばせている感じだ。引率者はと言うと散開して見守っている程度の活動だ。
それはそれで構わないのだが一日経ち二日経ちしていると原っぱの荒れ方が見過ごせなくなってきた。特にまだ若木なのに木登りをさせている木立の中は綺麗に禿げてしまった。これでは小生の頭部より禿が進んでいる。
業を煮やしてロープを張り、これ以上の踏圧被害を防ぐ算段をしたのだが撮影しておかなかったから帰宅間際に撮影に行った。1枚だけ撮影して踵を返した後からスタッフの一人が声をかけて近づいてきた。「何事か?」と思い立ち止まっていると「ロープはどうして張り巡らしたのですか?」と言ったのである。
これで堪忍袋の緒が切れて大爆発となった。「お前たちは環境教育をやっているのか!?」「金を徴収し連れ込んで荒らして回る事が環境教育か!」と。幼児を対象にした活動は大人が破壊の当事者になる。学齢になると既にいっぱしの植生破壊者になる。
言い訳が「事務所にも近いし良く管理されて木登りも安全にさせられるし・・・」と来ればもう核爆発である。炉心溶融と言っても良い。この御一行様が入る前は一面在来種タンポポの花盛りだった。数日を経て現在は立ち木の範囲は禿げ地になり原っぱ部は花も無く色まで変わっている。「活動開始した日と現在との違いが分かるか?」と質問すれば「分かります」ときた。これでまた火に油を注いだ。「この環境に至らせる環境教育とは言ってみろ!」と更に嫌味な詰問が出てくる。野外活動する以上、環境負荷は生ずるが、それを最小限にしようと言う姿勢も気付きも全く持っていない。
てなもんや三度笠で都合スタッフ2名に対して40分程のお説教を垂れる事になったのだ。顛末をどう考えているかの質問に「持ち帰って周知し被害を起こさないようにします」と言ったけれど小生の最終勧告は「十数年この繰り返して活動フイールドを大切にしている姿勢を感じた事が無かったから期待などしていない。姿も見たくないし挨拶もしたくない。このフイールドで活動して欲しくないのが本心である!」とのたまってお別れ・・・。ホント一日気分が悪い。
フイールドで活動する環境教育NPOの「活動をしたいフイールドを大切にしない」行動については時折は記事にしてきたのだが、それでも「子どもを活動させているのだから」と会友は大目に見てきたのであるが後始末は小生に回ってくる。
これは後始末の問題では無くフイールドとかかわりながら教えていく事を知らず荒らし回って「楽しかったね!」では「環境教育の看板を下ろしなさい。引率者として恥を知れ!」と言う事で「自己満足、集団オナニーと同様だ」と大層にもこれを今日は言ってしまったのである。ほんと嫌味な爺やになってしまった。
こんな爺やに誰がした!。お蔭様で深夜トイレに起きたら眠れなくなってしまった。お爺の時間は既に夏時間である。