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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

産卵はもうすぐ・・・

2019-04-25 | 小父のお隣さん
 シェルター水路の浚渫途中だ。林道擁壁の直下にエコトーン帯として植生を狙い陸地の部分を残したのだが威之志士様が濡れずに渡る犬走りならぬ猪走りになってしまった。こういう時は業を煮やして撤去するのが我が王道なのであるので掘り取り始めたらシュレーゲルアオガエルが現れた。それも大きなサイズで腹部も膨らんでいる。
 明らかに産卵を控えたメスガエルなのだった。この事態となれば掘り取りは中止で産卵期が終わってからにせねばならない。産卵場所は幾多もあるものの小さめのオスも出てきたから「カエルの恋路の邪魔はしない」のだ。
 小生、これくらいの良識はまだ残っている。すでに青春は遠く過ぎ去って朧のかなた、それもボロボロのまだら模様になってきたとしてもである。まあ、セルフ回想療法に丁度よい。心はあの青春時代に帰る・・・が小生に恋愛模様は無かった。

 あの頃、映画「草を刈る娘」等々のシリーズにあこがれて、最近は「初恋の来た道」に感情失禁を起こしたりしたものの、いくら回想してもかような記憶は出てこず無念だった。いいや無縁だった…。

   泰然自若のメス            スゴスゴと去るオス

貝はどこへ行った・・・

2019-04-25 | 小人閑居して憮然
 タナゴの産卵に備え池の魚溜り泥中の貝を産卵管理のために産卵籠に入れる時期となった。4月初めには水が冷たくて腕を漬ける状況では無かった。マツカサガイは産卵籠で維持したままだから構わないのだがドブガイとカラスガイは吸水管が見えていないので産卵管理籠で浅めに管理しないとタナゴも貝の吸水口を探せない。

 意を決しショートパンツと半袖で池に入る。潮干狩り用の貝掘りもあるけれど、ここは指先が頼りだ。座布団2枚分ほどの魚溜りの泥中を指でなぞりながら探したものの結果は4枚だけだった。4枚とも外殻の一部を現していたと言う事は無く、意外と深く潜っていた。これでは産卵に支障が出るだろう。
 こんなはずではなく越冬前の確認では9枚あった。2月に貝2枚が自ら姿を現してそのまま息絶えたけれど、それでも残りは7枚のはずなのである。
 再度丹念に指で探っては見たものの追加は発見できなかった。それも小型なら分かるが探し当てた貝よりも大きい貝が不明なのでは理解に苦しむ。発見できずとも生存していて産卵されて稚魚を出してくれるなら稚魚用のシェルターを設置してあるから生き残りは可能なはずである。

 まあ、見つからずとも泥中で生きておればそれはそれで構わないけれど、産卵管理籠の貝を交互に浮き上げ水槽に移して稚魚の誕生を待つ予定のサイクルが狂ってしまった。もう一籠分は欲しいのであるが今季は欲を出さずこの条件下で誕生を待とう。