頭部は軽く作りたいから桐材を使う事にした。手持ちは何年前だか判らない古材で風化も著しい。シロアリが入った形跡や腐植した部分もあるけれど使えそうな場所を選び紙形に合わせ材を切り出した。頭部なのでブロックで欲しかったものの厚みが不足しているので4枚合わせで接着しなければならない。最初は髷を作る部分まで材寸が無く差し込みで付ける予定だったが古材の品質が予想よりはるかに悪く廃棄にした。「もったいない」も度が過ぎると「あーあ、もったいない!」になる。
昨年、風倒木として処理したヤナギの幹が集積してあったのを思い出し材取りに出かけた。ヤナギ材を使った経験は無いけれど「加工しやすいだろう」との推測である。拠点まで1本担いで上がりブロックを切り出してみたものの半年程度では乾燥もせず生木状態だったからこれも無駄骨になった。
丸太からブロックを切り出す ➡
ヤナギのブロック、生木状態で断念
ホームセンターにある桐の集成材を使用しようかと思ったけれど道具小屋に少しはましな桐材をストックしてあったのを思い出して使ってみた。これは髷の部分まで一体で切り出せた。
頭部の顔面は桐材では柔らかく潰れやすいだろうから版画用のホウの板を使ってみる事にした。桐材で3枚、ホウで1枚の4枚合わせでブロックを作る。前面のホウ板と二番目の桐材の間に瞳を入れ込まなければならず、位置合わせのために竹ひごでタボを入れた。
この竹ひごを通した状態で1枚目と2枚目を合わせ瞳の中心軸穴を通す。瞳は三白眼風に作るので2枚目に固定し1枚目を被せる必要があるからだ。瞳を全て露出するとミイの性格が弱く見える。
位置決め竹ヒゴ ➡
合わせ確認 ➡
瞳の中心軸穴を通す
昨年、風倒木として処理したヤナギの幹が集積してあったのを思い出し材取りに出かけた。ヤナギ材を使った経験は無いけれど「加工しやすいだろう」との推測である。拠点まで1本担いで上がりブロックを切り出してみたものの半年程度では乾燥もせず生木状態だったからこれも無駄骨になった。
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ホームセンターにある桐の集成材を使用しようかと思ったけれど道具小屋に少しはましな桐材をストックしてあったのを思い出して使ってみた。これは髷の部分まで一体で切り出せた。
頭部の顔面は桐材では柔らかく潰れやすいだろうから版画用のホウの板を使ってみる事にした。桐材で3枚、ホウで1枚の4枚合わせでブロックを作る。前面のホウ板と二番目の桐材の間に瞳を入れ込まなければならず、位置合わせのために竹ひごでタボを入れた。
この竹ひごを通した状態で1枚目と2枚目を合わせ瞳の中心軸穴を通す。瞳は三白眼風に作るので2枚目に固定し1枚目を被せる必要があるからだ。瞳を全て露出するとミイの性格が弱く見える。
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