トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

葦抜きも楽ではない

2019-04-12 | 水辺環境の保全
 葦抜きも除草のうちと言えばその通りなのだが感覚的には根絶できない厄介者で漏水の元凶となりうる植物でもある。
 水面上の太さより深く横に走る地下茎は太くて竹のように節があるチューブ状で切れやすい。これが抜き取りをさらに困難にして再生させる事につながる。

 たとえ非力であったとしても、十分に非力なのだけれどスコップを押し込んで基盤層にまで入り込んだ根茎を彫り上げる。当然スコップの幅以上の長さは取り切れないことになる。方向を確かめつつ丁寧に全体を取り除くような根気はないのだ。

 4月に入れば「葦角」なんて季語になっている状態より育ってしまうが俳句にするような風情を感じるより退治に躍起になるべき対象である。
 ほかの水辺よりトンボ池の発生が目立つので抜き取りを実施した。太い地下茎は親指ほどにも育っていて毎年抜去し続けてもこのありさまである。

                ➡    

出来るかなマリオネット「リトルミイ」3 (頭部の成形)

2019-04-12 | 何よりの楽しみ
 頭部は桐の板3枚と顔面になるホウの板を合わせて構成した。桐材は軽くて加工しやすい事、ホウの板は彫刻しやすいから顔面に用いる。全て桐材でも良かったけれど耐久性が欲しかったから版木を使ったのである。
 位置決めに使う竹ひごを探していた時の事、カーテンの陰から「木固め剤」が出てきた。顔面に版木を使う前に「木固め剤」が残っている事を知っていたなら桐材でも良かったのである。

 板から切り出したパーツにボンドを塗り広げ位置決めの竹ひごを貫通させてバイスで圧着して1時間、接着強度は出ていなくてもサンダーで角は落とせる。拠点道具小屋で頭部の成形をする。顔面の彫りは自宅で行ったが重要部分はやはり瞳で、顔面の板の背後から挿入される格好になるので2枚目の板に瞳の取り付け穴が必要だ。この穴は顔面の板に写したカーボンの絵に合わせて穴あけしてある。

 顔面は額、目の輪郭、鼻、口を彫刻刀で削りつつ角を落としつつ相互のバランスと位置を見失わないように成形を進めた。外形が出来上がったら瞳のパーツが入る穴をくり抜く。三白眼様に設定するので削り過ぎないように慎重に加工した。
 最終的には瞳のパーツにワッシャー6枚を重ね通して位置を決めて完成である。下地に胡粉を塗りたいのだがホームセンターには無かった。絵画材料店あるかどうか、また街まで行かねばならない。

 瞳パーツの取り付け ➡  パーツの位置合わせ ➡  成形終わり