トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

迷い咲き、狂い咲き

2019-10-06 | 感じるままの回り道
 フイールド駐車場のフジサクラの一部にチラホラと花が見える。もともと小ぶりの花だけれど春の花よりもうらぶれた咲き方である。春に開花しても気にする人もいないサクラの品種だから、今時、チラホラ花を見せても気付いてくれる人もいないのであった。

 たまたまこの日は列植された立ち木に孟宗竹を渡し棚田で刈り取った稲束をかけていたのだったが、外部の参加者も含め30人ほどいたのにかかわらず小生だけが見上げたに過ぎない。それほど目立たない開花だったと言うべきか、それとも些事抹消など気にしていないのかわからないけれど、まあ、小生の手出しする部分は無くて暇をこいていたからなのだろう。

 季節外れの開花を狂い咲き、迷い咲きなんて評するけれども、そんな状態がしばしばどころか当たり前になってしまうと「あんまりだ」なんて想いになってくる。これも路頭でウロウロするしかない暇人の証か・・・。

                      

ステージを撤去する

2019-10-06 | 今日は真面目に
 長らく快適な場所を提供してくれていた原っぱ部のステージだったけれど、寄る年波にはかなわず踏み抜かれると大怪我の原因にもなりうるから撤去した。腐食が進んだのは未使用の建材を集積してブルーシートで覆ったことにもある。風が通らなくなりシロアリが大発生して腐食を速めてしまった。材が大事とばかり「角を矯めて牛を殺す」ような塩梅だ。

 材の腐食が進んだのでゲンノウ1本で破壊できるかと思ったのは大間違いで、丸太の心材は強度を保っていたし厚板も中央部はすっぽ抜けるほど腐食は進んでいなかったからである。結局はバールを取りに道具小屋まで戻りバールを持ち帰る。解体はバール1本で事足りてゲンノウの出る幕は無かった。我が見立ても大したものではなかったとゲンナリ顔で苦笑いの手太楽なものの知る人はいない。ほんと「ゲンNO」だったわい。

 渡したままにした梁材3本は水辺の補修に使える。オーバーフロー部を丸太で形成するよりは梁材のようなサイズの大きいブロックを沈めれば丸太より水抜けは段違いに減らせるからである。4寸角の柱材は水辺の杭として使うつもりで、野ざらしでシロアリの餌にするよりなんぼか良いだろう。
 今回、ステージを撤去したことで梁材が出て、オーバーフロー部の手直しも課題となってしまった。なにによらず物事は連鎖反応のように、あるいは芋蔓式のごとく連なってくる。
 これらは因果応報、自業自得と言ったところだろうか、それとも動けるうちは牛馬のごとく動けとの神仏の御心なのかどうか判るはずもない。シロアリも白髪のお爺も、僕らはみんな生きている。ステージを去るまでは…。そのステージさえ無いのが下々弱者で先も読めない浮世になってしまった。

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竦んだはmeか巳ーちゃんか?

2019-10-06 | 感じるままの回り道
 拠点へ水筒を忘れ取りに戻る途中立ち止まってしまった。足元にシマヘビがいたのだが動かない。奇妙なことに一見ジグザグの体勢に見えた。こんな姿勢は初めて見るのでそのまま観察したのだった。体長80㎝程度の中型のシマヘビなのだが筋骨隆々とさせて緊張状態なのが目に見える。
 そのうえ、いわゆる蛇行姿勢というより「つづら折り」みたいに細かいのだった。お互いに微動ともせず呼吸を測っていたものの、小生の方が誘惑に負けカメラを出してしまった。まあ、アダムとイブの昔より蛇の誘惑に負けるのは、そうと相場は決まっておるのだ。リンゴは無かったから拠点で生栗をかじってみたが少年時代の時ほど美味しさは感じなかったし栗の葉では隠れない。ましてやイブなど伴ってはおらず、この顛末イーブンとはならぬ小生の負け。

 下に掲げた2枚撮影し立ち竦みは終わり、跨ごうと脚を出したとたんに斜面を下り去った。それも蛇行ではなく1本の直線状に滑り落ちたのだった。「変なヘビ…」と思ったものの、もしかしてツチノコの幼体かもしれんと思い直してみたのだったがツチノコの生育など知る訳もなく、年の功も役に立たなかったし蛇の道は「じゃあ、またねー。邪魔したねー。」の一直線だった。