トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

用材を間伐して調達

2019-10-03 | 今日は真面目に
 久しぶりの伐採作業である。足拵えもスパイク付きの地下足袋にしたのだが荷室に脚絆が見当たらない。脚絆を当てないとどうしても足元不如意に感じる。何よりもズボンの裾が飛び出すと煩い。しばらくは用無しと洗濯したままなのか記憶にないほど間が開いてしまった。

 伐採場所は用材として使いたい二つ池に近い斜面を選んだ。径250mm前後で3mの長さを6本欲しいので、当座は3本の伐採のつもりで牽引器をも携行である。林道至近の場所とは言え林道に直接落とせる余裕はない。樹間を選んでも左右から枝が伸びた場所ばかりで枝の太さを考えると「掛かり木」は必至と観ていた。

 最初の1本は思惑通り掛かってしまい牽引器の出番になる。足場のない傾斜場を掛かった木と牽引器を固定した樹を結ぶために往復する。独り作業なので手間を要するし無駄が多いのだ。先手を欲しくても慣れた人はおらず、結果的に独りでも骨惜しみせず丁寧に作業を進める方が安心だ。

 2本目は1本目が落ちた空間に落とせたから難なく着地し、枝払いをし玉切りし枝を集積してこの日の作業は終えた。この丸太を護岸に使う場所まで移動をしても良かったのだが、ロープで林内を曳き行くのも1本行ってうんざりした。次回はトビを使い転がして移動するつもり。資材調達ができたので二つ池のニホンアカガエルの産卵域の土砂止めと林接する池の浅瀬を形成するための設えが出来る。
 林接する池にはここ毎日、体長70mm程度のトンボがいる。エゾトンボ科のハネビロエゾトンボかとみているのだけれど確証はなく過日「この付近でテネラルを見た」というのが想起の元でしかない。

 一本目は掛かり木  ➡   牽引器で落とした       2本目は順当