トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

除伐やむなし・・・地拵え

2019-10-30 | 今日は真面目に
 テングス病真っ盛り  ➡   伐採  ➡   処理
 「テングス病発症樹」は本来ならば焼却処分すべき除伐材なのだが野焼きは出来ず清掃センターまで持ち込む運搬手段もない。結局は集積し朽ちさせるだけなので感染源の閉じ込めにはならないのだった。
 突端部の肩に植えた品種名のあった桜なのだがテングス病が発生して久しい。というより苗木の時に既に感染していたと思われる成長だった。視認できる病巣部も年々拡大し、花も鑑賞になるほどもなく、今になって除伐した。

 顔も知らない人が無断で植え付けていった栗の苗木も「当座、植樹の予定なし」の状態だったから下草刈りだけ行っていて実ったのは柴栗で、これも3本とも除伐する。大きく樹冠を広げるようになり四つ溝柿の日照を遮るようになったためでもあるけれど、もともとは想定外の樹種なのだ。周囲のコナラや大きく育ったヤマグワも除伐して少し広くなった突端の平坦地にはクルミを植え付ける。オニグルミは十本足らずあって既に実をつけているけれど、堅果では拾う人もおらず、むなしく落下するだけだ。
 それでは誠に侘しく、在来種ではないけれど菓子クルミを導入することにした。里山とは言っても里地に近い環境だしリンゴ園もブドウ園も至近にあるから反則でもなかろう。
 すでに定植可能な苗木と今年発芽させた幼木6本が定植を待っている。

 伐倒は簡単でも刻んで集積に手間がかかる。それが終わるまで植え付けを伸ばすと落葉期になってしまうから処理前だが定植場所だけ空けての始末である。
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