トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

「逆もまた真なり」なるや?

2019-10-19 | 水辺環境の保全
 台風19号390mm降雨量で取水升内部まで砂泥に埋もれてしまったため、送水管内部にまで砂泥が詰まり断水が続いている。ポンプを水源地まで運び強制送水で管内の砂泥を排出するのがベストなのだけれど風倒木が林道上にあって車両の進入が出来ない。小生が行っても良いけれど今回は苦々しさが募るので手を出していない。一週間たって現場を見に行ったものの、黄色いテープで囲ってあったのみで状況は変わってなかった。行政担当者は現場見分に来たのだろうが結果処理はいつになるやらだ。
 今のところ雨天や曇天続きで泥水池が干上がる心配はないものの長らく放置もしておけず、台風一過、一週間たって更に60mmの降雨がありまた砂泥が流れ込んでいるだろう。水源地の取水升まで確認に行くことはしなかったが一つのプランが浮かんだ。

 それは吐水口から逆方向に強制送水し管内清掃を行ってみる事だ。ポンプで強制送水始めた当時、吐水口から管内の水を引いて強制清掃を行ってみたけれど、数カ所ある空気抜き弁から空気が入り込み用を足さなかった体験がある。
 そのため吐水口にポンプを接続するのは頭になかったのだが「逆もまた真なり」のフレーズが蘇ったのだった。そこで「善は急げ」とばかり雨の止みまを利用して作業をしてみる。接続し水を逆送する事35分、途中で食紅を溶かした液を吸わせ送水していることを確認したので35分の逆送水で管内の砂泥は取水升内に排出されたと確信する。

 「初めチョロチョロ、中パッパ」の要領でエンジンの回転を上げながらの35分が経過、ポンプと送水管を放したら勢いよく水が出てきた。「うまくいった!」と喜んだのも束の間で、吐水口から管を外したころには水は止まってしまった。吐水口に耳をあてがうと「ポコンポコン」と音がする。管内で水が動いている証でもあるから一昼夜様子を見ることにした。
 取水升から強制送水しても引き続いて吐水復旧できる事は稀で、おおむね一昼夜後に水が出てくるのが経験則だ。理由は定かではないが「管内の水圧が急激に低下して空気抜き弁から空気の流入があるため」ではないかと推測しているが推測の域を出ない。
 翌日に吐水が無ければ逆送水を試みつつ、その間に取水升まで通水確認をするつもりだ。

 水源地へは不通         逆送水洗浄中  ➡   OKと思われたが    

こんなところにポツンと一個体

2019-10-19 | 小父のお隣さん
 ホント、意表を突くところで蛹化するジャコウアゲハの幼虫である。外壁やベランダの下側などは当たり前で、アガパンサスの葉裏だったり自転車のペタルだったりと自由気まま闊達なのであった。
 この日、たまたま視線を下に落として見つけた蛹は玄関ポーチ横に置いた貝掘りを支持台にし蛹になっている。それは許容範囲としても下にある石のカエルと接近しているから羽化する時には間違いなく支障物だ。翅を展開しても十分には広げられず飛び立ても出来ない事になってしまう。

 10月半ば現在の蛹化体は越冬体かどうか判断突きかねるもののどちらにしろこの位置では羽化に支障がある。一応、越冬体と読んで安全な場所に移動させるが、道具が道具なだけに置き場所に困る。脳細胞半減して適切かつ迅速な判断行動ができにくくなってきた小生にとって未体験の事柄で判断と行為を迫られても「じゃあこうする・・・」なんて難しい。もう「アゲハー!」と言いたい。

             蛹化され熊手取られて秋の空

             退散面倒蛹一匹