
それを想うと2駒使用は小生が使うデモ用だけにして販売品は簡素化しなくては余計な手間を喰ってしまうだけなのだ。けれども最初に作ったアイスの棒状タイプでは小生の誇りが傷つく。「さーて・・・」と思案するほどの事も無く案が浮かんだ。アイスの棒状に近いけれどゴムを張るのに歪ませなくても良いし2駒でなく1本だけれど支えの高さに僅かに差をつけたことで周波数の違いが出てきやすくなる。つまり、背骨をかむ凹部は中央に刻まず数ミリだけれどずらしてあるのがミソなのだ。これだけの事だがミソをつける輩はいないだろう。
試作品にこの張り板を使用してみたけれど、意外にうまくいった。最初のモデルのように使用中に支えが飛んでしまうような事も起こらず、位置の移動もしっかり可能だった。薄板で充分な強度と装着安定性が保たれるので、このデザインでいく。
振動させるゴム紐だが、輪ゴムでは音が出なかった。幅はともかくとしても平ゴムを捻じれを生じさせないように装着する事で唸りやすい。
写真下側、左から最初のモデル、中が2駒タイプの駒、右が改良張り板である。