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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

量産品の駒は折衷型

2019-10-20 | 何よりの楽しみ
 年明けのイベント用に出品物をそろえなければならず、試作を兼ねて材料や個数の想定もしなければならない。先日に試作した「ン?十肩干渉器」の二作目の駒のデザインをを再度変更した。2駒用いる方式こそ音の変化が豊かになるのだろうが駒を作るためのこまごました手作業を想うと、たとえ10器分でも20駒必要なのだ。駒2つ作るに本体を仕上げるほどの時間を要してしまう。

 それを想うと2駒使用は小生が使うデモ用だけにして販売品は簡素化しなくては余計な手間を喰ってしまうだけなのだ。けれども最初に作ったアイスの棒状タイプでは小生の誇りが傷つく。「さーて・・・」と思案するほどの事も無く案が浮かんだ。アイスの棒状に近いけれどゴムを張るのに歪ませなくても良いし2駒でなく1本だけれど支えの高さに僅かに差をつけたことで周波数の違いが出てきやすくなる。つまり、背骨をかむ凹部は中央に刻まず数ミリだけれどずらしてあるのがミソなのだ。これだけの事だがミソをつける輩はいないだろう。

 試作品にこの張り板を使用してみたけれど、意外にうまくいった。最初のモデルのように使用中に支えが飛んでしまうような事も起こらず、位置の移動もしっかり可能だった。薄板で充分な強度と装着安定性が保たれるので、このデザインでいく。
 振動させるゴム紐だが、輪ゴムでは音が出なかった。幅はともかくとしても平ゴムを捻じれを生じさせないように装着する事で唸りやすい。

 写真下側、左から最初のモデル、中が2駒タイプの駒、右が改良張り板である。