トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「凶のとんぼ、かい?」

2019-10-23 | 感じるままの回り道
 久しぶりにS先生がフイールドに見えた。小生手作りの巣箱の感想を伺ったりしてあとは立ち話・よもやま話である。その中で「トンボの数が少なくなった」という印象を語られたのだが、それは小生も気が付いており、夏ごろからS先生に漏らしていた事でもある。
 農薬を含んだ流水が入る谷地でもなく、そこで発生するトンボの数が抑えられる理由は不明なのだが、県内のトンボの観察地を周回しているS先生によれば「県内の有名地も同じ傾向」なのだそうである。先生も理由については判然としないという。農薬による食物連鎖や生物濃縮が底辺にあるのかと疑いは出来てもエビデンスは無い。結局は果実と同じ「成り年・裏年」みたいなもんだろうか、という話も出たのだったが、小生的にはここ十数年の中で今季だけバッサリと数が少ない。単なる自然周期の振れによるものであってほしいが聞いた事も無い現象でもある。

 写真のトンボは翅端斑があったからリスアカネだろうと判断したけれど、マユタテアカネにも翅端斑のあるタイプが存在すると知って、小生の種別判断はますます混迷、耄碌痴呆の領域に突入している。
 これら正直誠実に申せばそれ以前よりの症状であるけれど、一応は恰好をつけたい欲求は健在なのだった。ここでも疑問が生じる。「なんで業のような領域だけ真っ当なのだ」と…。

 例えれば業の権化のような永田や霞が堰の魑魅魍魎、泥中生物の様にはなりたくない。まあ、病ん某、忍某、頓某等々、一般社会ではありえない人材登用がまかり通る。だからこそ凶の頓某が紙面を賑やかすのであろう。「下々の将来、真っ暗闇でござんす」と永田某は気にもせずとも鶴田某は虚無の世界で思っているに違いない・・・。

10日ぶりに通水させた

2019-10-23 | 水辺環境の保全
 22日、予報より早めに雨が上がった。昼飯をやや早めに食べてエンジンポンプなどの機材を積み込み水源地に向かう。午後からのご出勤はまずしないのだが、断水10日目ではそうも言ってはいられない。
 前日に林道上の倒木処理はされていると期待しての行動でもある。林道の更に入ったところにも倒木1本あるのだが、こちらの処理をしてくれたかどうか定かでないのでチェーンソーも積載したのだった。
 
 水源地の林道をさかのぼる入口で管路最低地点の排砂バルブを開き、管路流末方向のバルブを閉じておいた。これによって取水口より最低位置の排砂バルブまでの排砂がスムーズに行われるはずなのだ。この作業をしないで全管路強制送水してしまうと、この前半分管内の砂泥は流末吐口方向に送られてしまうし、そうなると前日に行った後半部の排砂作業が無駄になってしまう。
 今回、初めて流末吐口からと取水口からの2方向から管路の半分づつを清掃する事になる。このバルブ処置を行ってから取水口からの強制送水をしようとしたところ取水口管内にも土砂が詰まっており注入のためのホースを挿入できかねたのだが、緩い水流を注ぎ入れているうちに管入口の詰まりは解消し所定の長さを挿入でき送水開始である。

 挿入されたホースの噴出も無いのでポンプを稼働させたまま最低位置にある#1のバルブまで下る。バルブより下流の流れが見える地点で濁りが見えたから排砂は順調なのだと理解できた。バルブ位置で待つこと15分、ようやく濁りが取れたけれどあふれ出す水流に手を入れれば細かい礫が排出されている。さらに待つこと15分ほどで砂粒に変わり30分超の強制吐水で管路前半の清掃が終わった。ここで流末吐口方向へのバルブを開け排砂バルブを閉めた。これで砂礫の混じっていない水流を流末吐口へ送れる事になる。

               排砂バルブを全開      排出された砂礫、10リットル程度

 取水升現場に戻ってエンジンの回転を少々上げ送水圧力を高め運転する事さらに20分、ようやく強制送水・排砂の始末が出来た。取水地から撤退し流末吐口まで戻り吐水確認をした。直後は断水している状態になることも多いのだが今回は毎分16リットルを吐水、70%ほどの復旧である。最大吐水量に達しないのは管内の空気溜まりにより管径が絞られた可能性もあるから一昼夜経過すれば定常水量に戻るだろうと期待し、翌日に再計測する。

※ 明けて23日、吐水量測定したら毎分27リットル出ている。今までの最大値は24リットルだったから3リットルの上乗せになり新記録である。これも双方向からの強制排砂で管内が新品同様の堆積物無しになったからだろう。手間はかけるものだと言うのが実感。