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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

一汁一菜と言えども

2020-08-04 | 感じるままの回り道
 新型コロナ旋風がレベルを上げつつある今日この頃、税金を付けて移動させると言う指向性はなかなかのものである。健全な感覚では「控えますよお代官様!」と、お上のいう事に穴を向けるのが健全な姿勢である。それに輪をかけ「注意」を促したから対策したと強弁する輩には言うべき言葉が無い。移動を押さえなければいけないのに移動を促すなんて感染拡大に肩入れしているのと同じであって、キャンペーン対象から外したからと言っても通常料金で普通に出来るのだから無意味であり予防策にもならん。このような道理すら分からないのが国家のかじ取りをしているとは、西を見ても東を見ても言うべきことが無い国ばっかり。いいや人ばっかりと言い換えよう。強いて言うなら「コロナから袖の下⁉」と岡っ引きは思うだろう。

 まあ、グチは言うまいこぼすまい、これがお爺の生きる道・・・。年金財布ではラーメン一杯ですら「どうしよう」と思わずにはいられない小生であって、頑張って用意した夕食ディナーでさえ一汁一菜である。上げ膳据え膳旅行膳などは夢にもディナーい。だからと言って楽しみが無いわけでも無く、貧しければ貧しいなりに「楽しみ」はあるものだ。
 たかだか一汁一菜でも遊びも楽しみも組み込めるのであって、今回の一膳は豪華なのである。何が豪華と言うとまず主食、白米にレモン糀を加えて炊きあげ、しっとりふっくらした飯に梅茶漬けとアオサを混ぜた混ぜご飯に仕立てた。菜はえひめAI糠漬けオンパレードとし、ナス・ラッキョウ・人参・摘果リンゴである。摘果リンゴの用途は見つからず捨てていたのだが皮を剥いて糠床に入れたら「食べられる」食材になった。
 糠漬け山盛り一皿では塩分過多に思われるけれど浅漬けだから塩味は薄い。それをカバーするのにキムチを添えた。

        レモン糀添加で炊く ➡  混ぜご飯に       糠漬けが主菜


 これに汁が付けば一汁一菜であるけれど、デザートに「蘇のクッキー」を1枚用意してある。クッキー一枚と思うなかれ、これだけで牛乳1カップに相当する。豪華絢爛最大の一品は「カニカマ」である。一汁一菜の食卓とは言えど、栄養学的には悪くないだろう。写真見ただけで三ツ星旅館の夕食と思った人多数続出。
 今回の献立で袋から出して加えたのはカニカマだけで、他は全て自家製だ。これが贅沢でなくて何という。まあ、居直り、やけくそ・負け惜しみの類かも。そう、Go To あっても旅行にゃ行けん・・・。あるもの喰ってる日々なのだ。虫さえ喰わない腐らない、捨てられる摘果リンゴさえ喰った。