トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ヤブヤンマの産卵」

2020-08-15 | 小父のお隣さん
 ようやく自前の産卵シーンを撮ったのだが、どのカットもピンボケ気味だった。悪い方から削除して残ったのも鮮明とは言えないもののアップした。
 この場所も泥水池4なのでマルタンヤンマもヤブヤンマもヒシやシャジクモの密生場所が好みなのだろうか。上の池でもヤブヤンマが産卵していたが水際の崖っぷちだったから撮影ポイントが無い。手持ちではズームにすればするほどボケてしまうし小生は呆けているカメラもボケだったでは情けない限りだ。

                    

 写真の産卵場所は泥水池4だし、近年のヤブヤンマの視認は珍しくも無くなっている。写真には撮れなかったが最高気温37,2℃を記録した9日、新設なった三角池でS先生の環境評価を伺っている時にヤブヤンマがやってきて水面近くの表土に降り産卵管を突き立てた。すわっ「三角池での初産卵!」と見てカメラを出す暇も無く、オオシオカラトンボに追い立てられた。このオオシオカラトンボ、数日前から縄張りを張って、カンガレイの先端で翅を休めている個体だ。
 独占状態の縄張りのせいか、オオシオカラトンボも威勢が良い。撮りたい写真を邪魔するのは大方シオカラトンボである。それでもヤブヤンマが産卵に来たから「先生、これで合格点ですね」と言ったら、頷いて笑われた。こういう事態に遭遇すると「次はサラサヤンマの産卵場所を創ろう」と欲が出る。あーあ、三角池を設えてヘロヘロになったのはつい先日なのだ。

梅雨明け十日は日陰の身

2020-08-15 | 何よりの楽しみ
 俗に「梅雨明け十日」などと言われるが前半はそうでもなかったものの後半になり突然の猛暑37.1℃を記録した。さすがに体温より高い状態で刈り払いするなど愚の骨頂である。いやいや「年寄りの汗水」ですでに噴き出す水分とて無いほど涸れておるわい。そんな身体で高温炎天下高湿度下では皺いくつあっても足らん。もとえ、死は幾つあっても足らぬ。いいえ、命は幾つあっても足りない。
 ああ、かように我が聡明英知なる脳味噌は木久扇師匠になってもろたわい。こういうのは自然劣化、いやまて風化と言うべきか。その衰えを少しでも源氏パイ…減じたいなら手仕事が良いと記憶にある。それで納得したのは木久扇師匠は口仕事だったからだ。
 そんなわけで日陰木陰に居てお陰様でと言えるのが何よりの平和と言えるから、コロナ蔓延で開催されるかどうか不明のイベントに向け新趣向の木製玩具を試作してみる事にしたのだった。「からくり玩具」とまでは言えなくとも「動かす玩具」を作りたい。それもあまり凝ったメカニズムでないシンプルな物をだ。

 くねくねする玩具は「動く魚」や「ヘビのプルトイ」「芋虫のプルトイ」などを作っている。台座が2基残っているからこれに蛇を載せてみる事にした。巾木の余りがあったから、これを半分にし2匹の蛇を作ろうと切り分け成形し繋いで試運転してみたが節の数が少なくリアル感が薄い。以前に製作した蛇の節は20節以上もあり長さも2尺ほどに達していたから半端ないリアル感があった。今回は架台に載せるタイプなのでそこまで長くは出来ない。テーブルの上で遊べるサイズにしたかった。

 ピースが出来た  ➡   角を取り動きを可能にする

 結論としては両立せず、現行の仕様で「ヘビ」から「トカゲ」に変更してみる事にしたのだ。「トカゲ」のプロトタイプは「泳ぐ魚」を作った折りに試作し機構に載せてみていた。その時より少しだけリアルにしたい。シルエットを眺めて肝心要は「手足の形」らしいと判断して前肢,後肢をデザインした。取り付ける場所も必要だからピース2個に設計変更して場所を確保、二枚の脚部を切り出したのだが適材が足らず色違いになってしまった。
 ところがあまり適材とは言えなかった前肢が仕上げ中に割れ再度切り出した後ろ板も割れた。これでかなりの戦意消失となって可能性に賭けてみる事にした。まあ、かのエリート高官のように銭こがある訳は無いから賭け麻雀ではなく再利用の方である。

 瞬間接着剤で接着し、木工ボンドの水溶液を筆で全体に塗布し吸い込ませる。一晩硬化を待って完成したが、効果のほどは試さないし確かめない。狙った動きが出て、それらしく見えるのが判れば良いからだ。組み付けて架台で動かしてみる。蛇行運動は魚の時よりリアル感が少ない。脚の動きは可動範囲と緩さを増せばよりそれらしくなるだろう。
 そこで思い出して数年前に試作した「カム式動作」させた一体と比較した。この方が頭部と前足胴と後ろ脚がカムにより反対方向への動きが増幅するのでリアル感がある。でも今更パーツの変更をする気にもならず、最初の一体分だけ尾の末端を改善して終わりたい。トカゲはプルトイにして動かした方がリアルだし、架台に載せるのは魚が有効だった。蛇に見せるには倍の長さが必要で、完成させない2体を継ぎ合わせヘビ1体に変更!、と早くも「宗旨替えをせよ」ともう一人の吾がせっついてくる。

 ホウの木は割れた ➡  固い外材も割れた       下2体がプロトタイプ

 二体を連結し長めの一体に変更した。頭部と尾部の余りが出たが廃棄物である。後ろ半分は未加工だがとりあえずはこのまま放置である。気が向いたら加工すればよい。まあ、つまみ食い、食い散らかしは姥捨て山の倣いなのであった。