トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

蜂満総社建立9「飾り立てた屋根」

2020-08-25 | 何よりの楽しみ
 神聖なる神社の領域建造物に「もどき」を持ち込むなんて権禰宜にお目玉をくらいそうだけれど、もとより神道には暗い小生だし根暗でもあるし他人様の物でも無し虫様のお宿であるから外野の雑音は無視するのだ。

 最初はグー、でなくてYの千木もどきだけで済ますつもりだったが仮組みしてみたらいささか侘しい。設置すれば水見回りの度に前を通ることになる構造物なので、少し気張ってみたらますます「もどきに」なってきた。千木も鰹木も断面は円形なのだが完成を急ぎたいから角のままにする。どうせ「もどき」で模型とは異なるのだ。とは言え、ああでもないこうでもない、ああしてこうしての過程は「どうなるか?」の想いもあってドキドキする。もしかしたら脈拍異常かも・・・。

 さて、屋根裏は中央に支えの壁を通し二室に分けられた。両方とも詰める材は同じにするつもりだ。今のところはアズマネザサの稈か天津すだれの束を予定している。屋根の取り付けは本体を据えてから載せ、ねじ止めするだけの簡易なやり方とした。外れはしないし必要強度も十分なはずである。

           

 

快刀乱麻のはずだった・・・

2020-08-25 | 小人閑居して憮然
 コナギ除草してまだ半月も経っていないのに数の上では除草株数を上回る発芽があった。このまま放置すれば田んぼ一面コナギに覆われはじけた種子で来季は下流域まで侵出してしまう。コナギやイヌビエ、カサスゲなどは除草必須の対象だけれど全てが手抜きともなれば辟易もするし手抜きもしたくなる。いいえ合理化作業で手間を減らしたい。

 そこで田んぼを見ながら考えた「そうだ、コナギにはなぎなたで・・・」とかなんとかおっしゃいましたの縮れっ毛で妄想したのが両刃の薙刀ならぬナギ鋸だった。刃は竹切り鋸の廃用刃を使ってY字形に取り付け、枝はしなった方が刃の角度を水底に添わせられると思い塩ビ管を使った。チャッチャッと作り田んぼに入ったけれどしなりが逆に使えない。押したり引いたりの力が殺がれてしまうのだった。これは大誤算で、これなら造林鎌の方がよほど役に立つ。
 しかしアイデアが大誤算なのはとっても悔しい。しなやかさと剛性の塩梅を間違えたのだった。鋼管と交換し好感度のあるコナギ掻きにしたい。でも結局、この日は戦闘意欲消失で、オニヤンマを眺めつつ昼まで過ごした。まあ、程よい仕事の中休み・・・。

 秀逸のアイデアと思ったもののカサスゲは地下茎ごと抜き取る必要があるし、イヌビエは根株が強靭でこれでは引き切れない。対象は道具の強度から「コナギ専用」なのだ。水底に刃を押し付けながら引き切れば一度に大量の株を根と分離できる。理屈の上では効率が良いけれど現実は厳しく改良の余地ありだ。本当のところは台所にある皮むき器のお化けが望ましかったのだが、ガーデンレーキに刃を取り付けるのも面倒で・・・横着はいけません。

           全体     刃先