goo blog サービス終了のお知らせ 

トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ようやく訪れたジャコウアゲハ

2020-08-14 | 小父のお隣さん
 原爆の日に今期初めてジャコウアゲハを庭で見た。この時は撮影できなかったのだが11日の朝、フェンネルの花で一泊したジャコウアゲハを撮れた。居間からだと斜め方向になるし、勝手口から背方向正面になるので展翅版のチョウのような姿で映すことが出来たのだ。

 この時に気が付いたのだが尾状突起の片側が無い。成蝶としてはそれなりに危ない橋を渡ってきたのだろう。この日、最高気温が36.6℃に達したんだが暑い盛りにも庭のオイランソウとノアザミの遅れた花で吸蜜していた。夕刻、庭の植物に水やりをしている時にも飛び上がったりして、どうも去る気が無いらしい。暑さに閉口したのか老化したためかは不明だが、水を撒いた事で少しは涼しく感じられる一夜になってくれると良いのだが。

 あちこちに繁茂したウマノスズクサの中に20mmほどに育った幼虫が見える。今までだと何匹もいるのが常だったけれど、今回は一頭だけしか確認できなかった。
 フイールドでもカブトムシの数も蜂の数も、ともかく昆虫の数が少ない。庭でも鳴いていても良い頃のアオマツムシさえまだ音をだしていないのだ。長雨大雨に続き猛暑酷暑が続くとはやはり異常と言わざるを得ないだろう。

                  

摘果蜜柑のジュース

2020-08-14 | 何よりの楽しみ
 摘果みかんをコンテナで頂いた。皮で芳香蒸留水を作ってみる心づもりだったが「残留農薬があるだろう」との話だったから果実だけ使うことになった。実質的に小生だけでコンテナのミカンは消費できず、大小不選別なので大中小に区分し小は廃棄処分とした。残りを月例会で会友と分ける事にしたのだった。

 それに先立って使えるかどうかを確かめねばならない。レシピサイトでは幾つかあったものの参考にはならず、結局は自前で作る事にした。果汁の糖分は6%で食味は酸っぱいだけで甘さは感じられず苦みが僅かにある。これに1割ほど砂糖を加え、携行水用に麦茶と混合すればクエン酸とビタミンC、ミネラルの補給が可能なはずだ。容器に梅干しも投入すれば塩分も補えられて暑い最中の水分補給に役立つと考えたのだ。

 とりあえず1.5ℓのペットボトル1本を作れば足りると考え、量を推定した。果実の廃棄率50%なら2kgの果実で1ℓ採れる計算だ。皮は廃棄と決めていたから果肉2kgを用意した。皮むきで爪を使うと肉離れを起こすのでマイナスのドライバーで傷をつけて皮を剥く。それでも親指の爪の間が沁みて痛い。絞った果汁は想定通りの量には足らず1ℓにもならなかった。これではもう2kg絞らねば1本出来ない。少々怖気づいてしまう小生であった。まあ、「もったいない」も「下手の横好き」も苦労無しには語れない・・・。そもそもが姥捨て山には獣道があっても人の踏み跡などは無いのだった。

       頂いた摘果蜜柑  ➡   果肉2キロ分  ➡   こんだけ!

 ジュース1本に不足だが皮むきと搾汁が手間なので躊躇したものの、猛暑日の連続ではそうそう屋外作業が長続きする訳も無く、暑い盛りの午後をジュース絞りに当てた。
 指で皮を剥くのは爪を傷める。そこで思い出した夏みかんの皮むきにスプーンをこじ入れて容易に剥けたことから茶さじを使って2kgの果肉を用意したのだ。皮に切れ目を入れ、そこにスプーンをこじ入れて果肉外周に沿って押し入れれば容易に皮と実が離れたのだ。これで爪を傷めずに済んだのだ。

 果肉丸のままでは絞り難いから半割にし二個分伏せて絞った。ボトル一杯になったところで余った果肉は5個、なかなか目安が的確だった。ジュースは冷蔵保存しながらフイールド行きの麦茶に混ぜる。梅干し入りなのでインスタントな経口補水液風になるはずだ。

           追加の果肉を用意  ➡   満タンになった

 蛇足ながら足し継ぎすると3月に作った「はるみ発酵シロップ」に5月の青梅と適量の氷砂糖を混入、「ハイブリットシロップ」と称して抽出期間が6月末、500㏄ほど小分けして味見をしていたのだが仕込んだ大瓶は立秋まで床下貯蔵庫だった。今回の「摘果蜜柑ジュース用」にボトルに入れ替えようと、その折に味見した。ところがなんと、すっとこどっこい玉手箱!…アルコール発酵していたのだ。密閉してあったから炭酸ガスも含んで口に入れるとピリピリ辛い。これでは楽しめるはずも無く、シロップは下水に、梅はゴミ袋にと相成ったのだった。あれほど手間をかけ銭こを掛け、愛を注いだのに、ものの見事にお尻ペンペンされたのだった。薄状物とはよく言ったものだわい。
 とは言えまあ、昔からモテるタイプではなかったので免疫はあるしワクチンは不要で、その上、豪雪帯育ちは我慢強いのだ。越後ではそう申しましたとさ!。