暑い、あんまり暑いから上の池までトンボを観に行ったついでに腕を水に浸そうと吐水口の水槽前に寄った。吐水に腕を伸ばしたとたん「ぎょっ!」としたのだ。大蛇が横目で小生を監視していた。たいていの場合、蛇から逃げるのだが今回はにらめっこだ。猛暑日になった日中では大蛇様も濡れネズミ、いいえ、濡れヘビになりたかったのだろう動く気配も無い。
にらめっこしていてもらちが明かないから小生が折れて腕を水に浸した。そうこうしている間に後退して林床に姿を消した。林床や草地にいる蛇の隠れ技とでも言うべき身を隠す術は本当に上手で、潜れる場所など無いと手探りで確認しても姿を発見できることはまずなかったのが経験値である。