トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

蜂満総社建立10「仮組み立てしてみる」

2020-08-26 | 何よりの楽しみ
 詰め物は揃っていないものの大まかな恰好だけは見てとれるようになった。とりあえず組み付けは出来ないけれど所定の部材をあるべき場所に据えて全体を眺めてみた。不都合が無ければ資材を詰めて完成に至る。
 側面のハチの巣壁は最初の想定を変更したから隙間が出来ているけれど、この隙間が生じたことでより趣旨にかなう状態になっただろうと推測する。単なる隙間を好む虫もいるだろう。
 柱材を切断始めた当時は、この柱に穴を穿つつもりで、側面は細い真竹壁にするつもりだったのだが、真竹壁だと外来種のタケクマバチを引き寄せそうだし、正面柱に穿孔するのは持ち帰りや穴開け作業が大変だから変更したのだった。
     

 全体像は写真の通りでほぼイメージ通りに出来上がった。まだ賽銭箱や扁額は取り付けられていないけれど前面と後面に金網を張れる算段が出来たら食草園まで下ろし据え付けられる。ようやく「ここまで来た」と言う感がする。暑い最中にここまで11日掛かっている。
 例年より厳しい炎天下で刈り払い作業や水辺の抜去・間引き作業を行っていたら11日間の作業日は取れなかった。猛暑日が数回あったのだが小屋の日陰での作業だった故に可能だったのだ。眺めながら思ったことは体力気力の低下、別の言い方をすれば危機管理能力が向上しつつ歳をくったということだろう。
         

今日のトンボ「ミヤマアカネは忘れた頃にやってくる」

2020-08-26 | 小父のお隣さん
 夕刻、遠雷を効きながら蜂満総社を設置していた時、傍の流路で白い点々が動いているのに気が付いて注視したのだった。ほどなく流路脇のシダに止まって、よく見たら「ミヤマアカネ」だったのだ。トンボの判定はなかなか出来ないままなもののミヤマアカネは分かりやすい。縁紋が太くて大きく目立つ。その上、この縁紋にかけて褐色帯があるから小生的には判別できる数少ない種でもある。
 
 写真と図鑑を比較すると体色が薄いので紛らわしくも思ったけれど、未熟体では色がのらないのは普通なので大丈夫だろう。メスと言う場合もあるが小生に判断は無理だ。フイールドでは稀種に入れても良く期間中に度々視認できるほど出現は無いし繁殖しているのかどうかも不明な種だ。お盆過ぎ頃から見るトンボでもあり、その縁紋の目立つ感じは精霊の感じも受けるトンボでもある。

 深山 茜で空高く 幸いなりと吾思う だだ汗濡れてただ立てば 茜蜻蛉は目の前に 衣服濡れつつ至福受けつつ 今日も暮る