トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

蜂満総社建立14「落成!、まっこと慶賀也」

2020-08-30 | 何よりの楽しみ
 作業完了が見えてくると空元気でも出てくるらしい。午前で片付かなかったのを翌日回しに出来なくて陽が傾いてから再び出かけて始末した。とりあえず本殿は完成したのだ。この慶賀に夕食の一品をコンビニで増やした110円の「レーズンクッキー」を引き出物代わりにした。まあ、取り立てて言うほども無い祝いの膳なのだった。

 全体としてみればスケッチで妄想したイメージ通りに出来たし、遊び心はより派手に出してしまったし、暑い盛りを日陰の工作で乗り切れたし、まずは祝着至極であったわい。据え付けも終わらないうちから柱材の穴に蜂が寄ってきているから、一週間もすれば何種類かは見れるだろうか…。
 さてさて作ってはみたものの蜂や昆虫に興味・関心があるわけでも無し、妄想を現実化・具現化するのが面白いだけの小生であるからして「あとは勝手にお使いください」の境地でもある。まだ刈り払いや水域の除草がソーシャルデスタンス無視しつつ、手ぐすね引いて並んでいる。水商売は盛夏猛夏中は臨時休業していたが、際限のない自転車操業がまた始まる水商売なのだ。

      前   後ろ   斜め   扁額

 完成した蜂満総社をありていに申せば、従来普遍的なバグハウスから脱却し一境地を築きたいと踏み込んだのだったが、それは達成されたとは言えない。「遊べた!」とは言えるものの「羊質虎皮」あるいは「羊頭狗肉」のそしりもあるかも。まあ、爺我自賛で何が悪い!
 さて、小さな生物の寄る辺は混合林にしても単純林にしても泥水池にしても草原・若木にしてもそれぞれ贔屓がある。お爺がいかに揉み手をしたところで「ハイハイ」と寄りつくような単純ではないのは理解してきた。この揉み手や優待あるいは高額割引などしても飛びつかないのが健全な社会出来指向と言うもので、恋愛物語に同じく恋焦がれても振り向いてはくれない相手に向かったところでストーカー止まり、要は胸襟を開いて誠実に待つしかないのであった。これぞ野に於ける「おもてなし」である。古来「待てば海路の日和あり」と申すように「雪が降る、あなたは来ない」とはならないのが姥捨て山のやさしさでもある。

 あの「GoTo何とやら」は高額領域が順調なのだとか、あおり被害を被って食事も事欠く民草には何の恩恵も無い血税無駄遣いに違いない。まあ、そんなこんやで蜂満総社の趣や佇まいは資材とブロックがインセクトホテルやバグハウスと共通せざるを得なかったしキャンペーンに乗らなかったし、ゆえにそれらを飛び越え重力圏から宇宙には飛び出なかったのだろう。「だから総社は鎮座する」てなもんや三度笠、越後ではそう申しましたとさ…。


ワルナスビ駆除、三回目か⁉

2020-08-30 | 小人閑居して憮然
 今期3回目になると思われるワルナスビの駆除を行った。猛暑のせいか生長がはやく葉もみずみずしく健康体だ。前回は8月初めの頃と思うが再萌芽した茎は1尺ほどに育った。地下茎は牛房根で石ころだらけの土壌では抜去し難く、その上、容易に千切れて残った部分で成長を始める厄介者でもある。毎年駆除を続けている結果かフイールドの他の部分に侵出は確認しては居ないけれど根絶は難しい。
 どういう経過で侵入したか定かではなかったのでS先生の考えを聞いた時があった。S先生曰く「近くの里山もどき施設から運ばれたのでしょう」との見解で、そこと当地を往復する人たちも居るし、今のところ駐車場だけと言うのも推定を裏付けている様に思える。

 根絶は厄介だけれ駆除を続けねば更なる侵入拡大を見るのはヌスビトハギの現実を見るまでも無い。このワルナスビも伝播者が絶えない今日とこれからも駆除は続くのだろうが、ワルナスビの種子生産地との往復活動をしている人たちに「拡散させない・蔓延させない・種産地の根絶作業はする」という防除の気持ちが無い以上、侵入は続くし泥縄式の駆除も続く。新型コロナと異なり困った点は免疫が出来ずいつまでたっても「ワルナスビ」のままだという事。

 今回も炎天の下、ハンドスプレーに除草剤を詰めて一草一草散布して回った。おおよそ20本ほどもあったが一掃できる日は浮かばない。そして我が手間暇も浮かばれない・・・。