据え付けは拠点から一輪車で下ろし食草園の一画、流路を挟んだ東側のクワ二本を除伐して日当たり良好になった場所に据える。一輪車に重量物を乗せ下るのはきつい。水平を保つために膝を曲げ腰をかがめての移動で、更に速度を抑えるためにブレーキを効かせねばならない。そんなことでヘロヘロとなり、もう一歩のところで流路に落としてしまった。
据え付け場所は棚田跡で、今は横に第二トンボ池があり土壌は湿気が多い環境だが柱には塗装をしてあるから無塗装より数年は維持できるだろう。この構造物の趣旨から言えば塗装や石油製品など排除しなければいけないものの「保存性」を向上させるためにやむを得ないとしたのだった。
この日は据え付けだけでも終えたいと気張って竪穴を掘りにかかった。棚田跡なので穴掘りスコップで間に合うかと思ったものの土壌の乾燥が甚だしくて固い。結局はツルハシを持ち出す羽目になった。
設置場所には四つの竪穴が必要で穴掘りスコップで土を取り出した。一応地中には1尺入れて固定する設計だが必要な深さの穴が出来たらそこに礎石を置いて本体を差し込み水平を出して柱周りを固める、と文字で書けば容易に見えるが総社本殿の重さは骨格だけでもヒノキ3寸角4m分の柱だし、更にハチの巣壁も同様の40cm4本など据え付けてからでは取り付けし難い部材が固定してあるから独り作業では骨が折れる作業だ。その上、猛暑に近い。頭部に巻いたタオルには時々水を補給してカッパ状態で気化冷却を行った。
水平を出す作業は水準器の用意が無くて目測見当で行ってみたけれど「これで良し!」と思い立ち位置を替えてみると偏って見える。やはり水準器が無いと作業は出来なかった。中途半端で帰宅。
ビックプロジェクトではなくとも、たった一品の不足で中止せざるを得ない場合は結構あるものなのだ。
据え付け場所は棚田跡で、今は横に第二トンボ池があり土壌は湿気が多い環境だが柱には塗装をしてあるから無塗装より数年は維持できるだろう。この構造物の趣旨から言えば塗装や石油製品など排除しなければいけないものの「保存性」を向上させるためにやむを得ないとしたのだった。
この日は据え付けだけでも終えたいと気張って竪穴を掘りにかかった。棚田跡なので穴掘りスコップで間に合うかと思ったものの土壌の乾燥が甚だしくて固い。結局はツルハシを持ち出す羽目になった。
設置場所には四つの竪穴が必要で穴掘りスコップで土を取り出した。一応地中には1尺入れて固定する設計だが必要な深さの穴が出来たらそこに礎石を置いて本体を差し込み水平を出して柱周りを固める、と文字で書けば容易に見えるが総社本殿の重さは骨格だけでもヒノキ3寸角4m分の柱だし、更にハチの巣壁も同様の40cm4本など据え付けてからでは取り付けし難い部材が固定してあるから独り作業では骨が折れる作業だ。その上、猛暑に近い。頭部に巻いたタオルには時々水を補給してカッパ状態で気化冷却を行った。
水平を出す作業は水準器の用意が無くて目測見当で行ってみたけれど「これで良し!」と思い立ち位置を替えてみると偏って見える。やはり水準器が無いと作業は出来なかった。中途半端で帰宅。
ビックプロジェクトではなくとも、たった一品の不足で中止せざるを得ない場合は結構あるものなのだ。