トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「チョウトンボ初観測!」

2020-08-07 | 小父のお隣さん
 今日の最高気温は37.1℃、もう体温より高い。こんな日は刈り払い作業もほったらかして拠点道具小屋の屋根下の日陰で玩具作りが良い。ところが頭上の厚板にクマバチみたいなハチが巣穴を盛んに穿っている。穴下のテラス床には花粉や切り屑、糞らしきものまでべっとりだった。ボロ布で擦っても綺麗にならなかった。その上、作業している頭部付近を盛んに飛び回る。刺される心配は無くても結構煩いのだった。

 サンダーを使った粉塵作業だったから自宅では出来ず拠点まで出向いたのだったが、それが幸いして「チョウトンボ初観測」となったのだ。帰り間際にいつも通りの水見回りを兼ねてトンボの様子を見に上の池まで行ったのだがカワセミの飛翔に視線を送った先にチョウトンボが舞っていた。初観測なのに2匹いたものの、これがなかなかナイーブで落ち着かない。結構、高度差のある飛翔をしてくれて止まってくれないのだ。池中央のヨシに降りたのを確認して池の傍までよれば反対方向に飛んでしまう。結局、一周もしないうちに高く舞い上がって姿を消してしまった。だから撮影は出来なかった。

 直線距離にして2kmほど離れている市街地の企業敷地内のビオトープに生息しているという事はS先生から伺って承知はしていたが初観測するまでには随分と時間を要した。もっともそこから飛来したと断定できるはずも無いのだが、二匹居たのがカップルであれば産卵してくれる可能性も出てきた。
 「ヒシのある環境を好む」とS先生から伺っても居たので泥水池4をヒシ池にして数年たったが、そこで初観測せず上の池での初観測とは、人生、思うに任せない。

今日のトンボ「ヤブヤンマの産卵」

2020-08-07 | 小父のお隣さん
 この写真は残念ながら小生の撮影ではなくSさんが撮影したのを頂いてアップした。

 既にヤブヤンマもマルタンヤンマも出現し産卵現場には遭遇しているけれど鮮明な写真は撮れていない小生である。この写真はカメラの性能が良いのに加え根気よく現場に居た賜物でもあって、しゃがんだ足元数十センチの距離での撮影だ。
 小生の撮影は折々、水見回りや巡回時の出会いで撮影できる事が多いから偶然がほとんどと言って良いだろうが、それでも8科36種を記録したのだから「継続は力なり」を実感する。
 とは言え、近在に生息していてもまだフイールドで記録できない普通種も居るので、環境が影響しているのか偶然の産物なのか分かりかねるのである。恐らく両方の要因があるのだろう。

 手を替え品を変えても「待ち人来たらず」の季節が連なるが自嘲気味にならずとも「モテない」のは実績として確固たるものを有している小生であるからめげません。トーンボ来い、はーやく来い、こっちの水辺は平和だぞーっ、てなもんや三度笠。
 でもなあ、8科36種と言う数字を想うとただ事ではないものの山の彼方の空遠く幸い住むと人の言うそのまんま。まあ、幸せは忘れた頃にやってくるのだった。姥捨て山には・・・。