トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

蜂満総社建立7「お遊びの真髄は無用の超物・不要の要」

2020-08-23 | 何よりの楽しみ
 生物多様性だの環境保全だのインセクトホテルだのバグハウスだのと蘊蓄を垂れたところで所詮はお遊びなのだ。お遊びであるからこそ反映しておかねばならないクッズや仕掛けがあるのだ。どちらかと言えば後者こそ肝心要であって、表には出なくても独り孤高としてニタニタできる事こそ醍醐味でもある。まあ、姥捨て山に人はいないし独りだし孤高は最初から決まっておった。そして既にとどのつまり孤老になっておるわい。

 自らを憐れんでもしょうがなく、ここは芸術に打ち込むことこそ孤老が孤高へと至れる道筋なのだ。同じ趣旨で作ってきた蜂満神社や蜂満大社は、いわゆるインセクトホテル等のジャンルさえあることを知らないで作っていたのだが、テレビ電話で孫が変な積み木で遊んでいて「何か?」と訊ねたら「インセクトホテル」だと言う。「インセクト?、なんじゃいそれは?」とスペルと意味まで教えてもらった。
 ここで初めて知ったのだった。サイト初めは外国のものだったので翻訳できない。探して日本のサイトが出てきたが外国産の画像がほとんどだった。これが苦労の始まりで多様な作品があるが小生的にはしっくりしない。もうひとひねり欲しい感じで終わっている。だから小生は爺我自賛とののしられようと「蜂満大神」信奉を外せないし改宗も出来ず、究極の「蜂満総社」に至るのだった。これは歴史的には✖連の系譜なのかもしれないし、あえて言えば「静物多様性」であって「神仏多様性」でもある。

 さて、今回のお遊びは千木もどきを乗せ賽銭箱を設置し扁額を掲げる。これでそれらしく見えるだろう。外観をもう少し凝りたかったものの古材だけで済ます零円工作だから精いっぱいであった。
 賽銭箱は銭こが入る隙間はなくダミーで冬季の小鳥の餌箱である。冬季になれば虫の活動は無いし、この賽銭箱の上に種子を入れたボトルを固定し常設餌場に様変わりさせるつもり。んなもんで、お遊びはボトル小路、発展しません・・・。

 一方で、生来の浮気性ゆえか宗旨替えも頭をもたげている。蜂満大神信奉ではなく「天下取り」こそお爺のロマンと思える刻もあるのだった。一国一城の主と言えば「天守閣」は必須。材料があれば天守閣に挑戦したい。いいや、材料が無くても銭こさえあれば築城は可能なのだが、姥捨て山では民草はおらんわい。年貢も取れんわい。銭こは無いわい。まあ、寝る年波にワイワイ妄想して寝落ちするしか無いわい。

            

やはりおかしい蛹化場所

2020-08-23 | 小父のお隣さん
 今期、ジャコウアゲハの産卵は7月になってからだった。今まではウマノスズクサが一尺程度まで伸びる頃に最初の産卵がありウマノスズクサを食い尽くす。こんなサイクルで越冬体の蛹まで4~5回の発生を観ていたのだ。それが今期はウマノスズクサは花を着けるし庭の至る所で生えそろってもう厄介な雑草状態なのだ。食草にならなければ用も無いから「除草する」気分になった頃に産卵があって、その幼虫が今期最初の蛹化体なのだ。

 それはそれで構わないのだけれど蛹化場所がいささか気になる。お菊虫の付く場所は殆どが人工物だったので、それ以外の植物体で蛹化するとは思いもかけなかったのである。
 しかしながら屋外、土手の幼虫には人工物となるとコンクリートの法面しかない。真夏には50℃以上にもなるコンクリート表面で蛹化体になる訳も無かろうから、恐らくは周囲の植物を選んでいるのだろうが、気にしていない小生は観察したことが無い。

 庭の蛹化体は外壁や土台、シャッターケースやベランダ床の裏側、素焼きの鉢や石の置物などで普通に観ていたが、今回はショウガの葉裏なのだった。一頭ならばともかく近くで2頭が蛹化したとなると偶然とは思えないけれど、推測や推定は浮かびもしない。まあ、陽気が陽気なだけに涼しい植物の葉裏を選んだのでしょう、が今のところはしっくりする。