頭骨本体の形が現れたので歯を揃えなければならない。最終的に歯が収まり、組み合わせてから初めて蝶番ピンの位置を決められる。難点は歯の数が多い事で想定では40~50本必要だ。太くがっしりした歯なら数を減らせるし加工も楽なのだが、ここは荒々しい雰囲気を出したく「乱杭歯」風に作ってみたいと思ったのだ。そう言えば一端の製作者みたいに聞こえるけれど、内実は歯に使う材厚が端材でしかも板厚7mm以下なのだった。
竹製の太箸を百金で購入すれば楽だけれど、頭骨と歯は材の違いで色を出したい。ここに小生のこだわりがあって7mm厚さの材では直径7mm以下の歯しか作れないから、いきおい乱杭歯になってしまうのだった。
端材を糸のこ盤で切り出し角はサンダーで落しヤスリで仕上げた。指先で固く保持しヤスリを掛ける作業は手先に負担が大きい。座位の姿勢で作業していると立ち上がると腰が伸びないほど痛くなっている。これではたまらんと食卓を片付けてそこで作業をした。椅子での作業は肘で上体を支えられるだけ腰に負担がかからず、腰も伸ばした状態で作業が出来るのだった。
しかしながら50本近い歯を摘まみながら磨く作業は見た目より辛く半分も行かずに音を上げた。省力化と楽さを考えた末に電動ドリルをスタンドに上下さかさまに取り付け、ここに回転砥石を装着して使ってみたら使い勝手が良いではないか。しかし金属用の回転砥石では非力で、結局はバフの端面にサンドペーパーを取り付けて回転させたら勝手が良い。回転面に指先が接触しても怪我をするほどの威力は無いけれど小物の角を丸くする加工には丁度良かったのだった。
出来上がった歯は頭骨とあごの骨に植え込んだ。ちょっとした歯科医の気分である。上顎の歯を先に埋め込み下顎の歯を干渉しないように植え付けた。接着が終了すればいよいよ背骨の取りつく部分の加工と蝶番ピンの加工だ。
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電動で容易に ➡
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雰囲気が出てきた
竹製の太箸を百金で購入すれば楽だけれど、頭骨と歯は材の違いで色を出したい。ここに小生のこだわりがあって7mm厚さの材では直径7mm以下の歯しか作れないから、いきおい乱杭歯になってしまうのだった。
端材を糸のこ盤で切り出し角はサンダーで落しヤスリで仕上げた。指先で固く保持しヤスリを掛ける作業は手先に負担が大きい。座位の姿勢で作業していると立ち上がると腰が伸びないほど痛くなっている。これではたまらんと食卓を片付けてそこで作業をした。椅子での作業は肘で上体を支えられるだけ腰に負担がかからず、腰も伸ばした状態で作業が出来るのだった。
しかしながら50本近い歯を摘まみながら磨く作業は見た目より辛く半分も行かずに音を上げた。省力化と楽さを考えた末に電動ドリルをスタンドに上下さかさまに取り付け、ここに回転砥石を装着して使ってみたら使い勝手が良いではないか。しかし金属用の回転砥石では非力で、結局はバフの端面にサンドペーパーを取り付けて回転させたら勝手が良い。回転面に指先が接触しても怪我をするほどの威力は無いけれど小物の角を丸くする加工には丁度良かったのだった。
出来上がった歯は頭骨とあごの骨に植え込んだ。ちょっとした歯科医の気分である。上顎の歯を先に埋め込み下顎の歯を干渉しないように植え付けた。接着が終了すればいよいよ背骨の取りつく部分の加工と蝶番ピンの加工だ。



