
先日に用材として使いたくて50年生のヒノキを1本伐採したのだが、崖地にもたれてのまま未処理だった。これを下に落とさないと使えないので資材一式を一輪車に載せて現場に行った。崖にもたれている幹は上部にロープを掛けチルホールで曳いて倒した。崖の上のポニョ、いいえ、崖の上の上半分は枝を払い幹だけにしてからチルホールで曳き落とした。
文章はこれだけだから簡単に終わったように思われるだろうが幹中央部の1本でさえ足場が悪く、その上ロープは上部に掛けなければならず苦労したのだった。
崖の上の上半分も引き落としたいのだがチルホールのワイヤーが届かない。そこで牽引ベルトの長いのを幹に巻き付け不足を補おうとしたものの、ワイヤーフックを上から引き揚げるためのロープを投げても崖っ縁に届きにくく汗をかくほど投げたのだった。それでようやく尾根の末端から踏み分け道を歩き現場で接続したのだった。
この時は枝払いしておらずチルホールで曳いても枝が踏ん張って動いてくれなかった。結局はチェーンソー携え再び現場で枝払いをしたのだ。独り作業は効率が悪く手間暇ばかりで、これが嫌だと作業は出来ない。
二本とも下に落し並んだ。玉切りは用途を考えてからするが、ちなみに樹高を計ってみたら上半分が10m、下半分と半割にした幹の部分と桶にした木元の部分で8m、崖の上には梢の部分2mがあるから樹高は20m前後の50年生ヒノキという事になろう。
チェーンソーの切れ味が落ちていないので、もう一本の斜傾ヒノキも伐採しようかと思ったものの。さしあたり用材の使い道が思い浮かばないから後回し。本音はくたびれたので帰りたい…。
中央部を曳く ➡
上半分を曳く ➡
二本落した