
フイールドのトンボもその種を急激に減らしてシオカラトンボでさえ姿が無い。ハネビロエゾトンボやミルンヤンマらしい飛翔体を降霜後に視認しているのだが、もちろん判定は無理だ。これからの注目は生き残りをかけ、どの種が12月まで到達するかと言うような塩梅だけれど、既に東西の両横綱、マユタテアカネとオオアオイトトンボしか姿が無い。
気温が下がれば早朝の水見回りでトンボの視認は無く、暖かさを感じる10時過ぎくらいから姿を見せるが、繁殖行動は行っても概ね日向ぼっこが多くなる。そんな時に佇んだりしゃがみこんだりしていると一旦は舞い上がったトンボが戻ってきて日当たりのよい小生の体に止まる機会が増える。トンボ最盛期でもある機会だけれど、この場合は「温もり」よりも「止まり場所」でしかない。
見慣れたトンボでも、しげしげとゲジゲジ白髪眉を寄せて見つめると結構かわいいのだ。まあ、孫代わり…。写真のトンボではなかったが人指し指えを立て待ってみたらスルーされた。すぐ中指を立ててやったわい。去るトンボは追わずである。

秋寒や温もり得るは肌が良い