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ところがフイールドの作業だけは「ハンコをついたような」日々であるにもかかわらず、昨日考えていた設えを翌日はバッサリと変更するのもやぶさかではないのだった。
ホント、今の政府首脳・医事官僚そのままの手太楽なのだった。向こうは歳費をむしり取って時間つぶしをしているが、姥捨て山では蚊の喰われ跡や足指の水虫跡を掻きむしって漏水孔潰しをしていても収入には繋がらないのが大きく異なる。まあ、この国の民草はむしり取られても穀潰しを養っている心暖かい「世のため人のため」と粉骨砕身し続ける民草なのであろう。まっ、そこに付け入る隙があるのは間違いなく、今回の新型冠状病毒対策は「画餅」だけでオール不手際など、其の証であり当事者能力の無い証明でもある。
さてさて現場までは昨日の予定のままでいたものの、つらつら眺めていたら「どうも埋設土が不足する」可能性が高く思え、急遽、埋め立て区域の変更をしてしまった。予定では水際線を一直線に延長し陸側の範囲になる部分に漏水頻発部三カ所を含む段取りだった。しかし、これだと掘削予定の土の量が不足する可能性が高くなりすぎて結局、中央部分の埋め立ては止め必要な埋土量を減らしたのだ。そうしても三カ所の漏水頻発部は埋め立て範囲に入っている。
埋め立て部にある既存の護岸木を外し、新たに据え付けて杭打ちし水際線を決めた。護岸木を外せば固定していた杭が不要となるから、これはスコップを釘抜き風に使って抜き出し再利用したから新たな杭の消費はせずに済んだのだった。池の上流側の杭を1本抜いた途端に漏水孔となって流入口が出来てびっくりしたのだが、耕盤の下には把握できない漏水トンネルが網の目のようにあるのを実証した訳でもある。
埋め立て用土は、沈泥地から春頃に浚渫した盛り土とエコトーンとして池中央部へ両岸から張り出した部分をまず掘り取って使ったが、一区画を埋め立てるだけの量にはならず、反対側の岸を削り運ばねばならない。もう三日ほど汗泥まみれで作業する必要がありそうだ。
暑さ寒さも彼岸まで、泥んこ遊びも彼岸まで。でもねえ、二つの彼岸は同一ではないのであった。人生とは難しい。
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