トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ハグロトンボ初見」

2021-08-28 | 小父のお隣さん
 ハグロトンボは今期全くの初見と言う訳でも無いものの、普段活動している範囲では初見と言って良い。駐車場から拠点へ沢を渡るところで出会ったのだ。流路は浸食され背丈ほど下がった位置にあるから生垣替わりと言うべきか見切りに樹木を植えた当時は日当たりが良くてカワトンボ類は毎日観察できたのだが、樹木が成長し全くの暗い流路になってからはトンボ類は現れなくなった。
 そんな場所に飛来してくれただけでも感謝である。フイールド産と言うより下流の母川Y川産なのでろう。撮影するために少しばかり身体を動かすとすぐに移動する神経質な個体で、小生も引きずられ慌てたせいかボケ気味写真。まあ、とりあえずの初見である。

**今日の一歌

2021-08-28 | 温故痴新
                 人に告ぐる悲しみならず秋草に
                             息白じろと吐きにけるかも        島木赤彦

                 人に告げる悲しみならずネコジャラシ
                            息絶え絶えに吐くや陽性

今日のトンボ「フイールド最小のイトトンボ」

2021-08-28 | 小父のお隣さん
 冒頭の写真、貼っても役には立たない代物なのは十分理解しているが「見た!」だけでは信頼性が無い。今期も何回か遭遇し撮影してはいるのだが鮮明な画像を得られたことが無いのだ。
 その理由は単純で「スポット焦点」に設定していてもトンボ本体に焦点が合うのは全くなく背景に合焦してしまう事に由る。だからいつも撮影した画像は合掌するしかなかった。

 今回も機種の撮影方法の選択をしながら行っては見たものの貼り付けた画像が10枚ほどの中で良好だったに過ぎない。まだ若い個体で飛翔力も弱い。飛翔すると言うより浮き上がっていくという感じだった。撮影場所はトンボ池だったが泥水池1、2あたりで見かける頻度が高く、隣接池や二つ池周辺でも認めた事があったので、発生数は少なくとも水域に行きわたってきた感じはする。水域で最初に視認してから十数年は経過していても数が増えないトンボでもあるが、時折は姿を見せるので細々と命脈は繋がっているのだろう。「アジアイトトンボ」と思ってみているけれど、このサイズで朱色の個体を見たこともあった。最近は見ていない。

 数日後、ボケた写真だけしか得られていない小型トンボの鮮明な写真をようやく得られた。これは泥水池4で撮影できた個体だ。いつも通りの水見回りでチョロ水は流入しているものの減水している泥水池4は「多分漏水孔がどこかに⁉」と思って池に入り護岸丸太の近くを指先で濁して水流を発見しようとしていた矢先だった。眼前から飛び立って再び止まってくれたから接近しやすい位置関係も幸いしてピントの合い難いモードを捨てて鏡胴をトンボいっぱいまで近づけ撮影出来た結果である。

 同じ水域に飛翔しているクロイトトンボの三分の二ほどの体長で腹部などは短めの縫い針のようにしか見えない華奢なトンボだ。せいぜい体長は30mm前後と言って良いだろう。捕獲しスケールを当てて撮影すればより確かな記録にはなるだろうが、それは小生の範疇では無い作業である。やっぱり「アジアイトトンボ」であろうか。

   

 

バタフライガーデンの除草

2021-08-28 | 蝶の食草園
 突端台地に今期設えたバタフライガーデンの草取りをしてきた。竹粉堆肥や落ち葉堆肥、刈り取ったカサスゲなどを敷き詰めた結果、多少は野草の発生を抑えられていると思われるものの、適期に除草しなければフジバカマやオミナエシ、ノアザミ等々、野生種に近い植物でも席巻されてしまうのが人工的に植え付けた弱点である。

 しばらく肌寒い陽気だったのが前日から真夏日復活し湿度も高いので汗ボロボロの手太楽での作業になった。自宅の庭から移植したフジバカマには蕾が見えて開花確実だ。今春、播種してポット育苗後に定植した一期生は背丈一尺まで育ち、10月まで成長すれば開花見込みになれる感じがするものの、その後に播種育成したフジバカマとノアザミは成長促進させても今期の開花は無理な育ちである。まあ、これが自然条件下の育ち具合に近いのだろう。でも、このまま維持できれば来季は「お花畑出現」と皮算用してしまう。

 耕転した場所なのでイネ科一年草は容易に引き抜けるが、地下茎などでで温存されたネザサやクズ、カズラの類はチョンチョン鍬で地中で切断して排除した。根茎を掘り起こし撤去したいけれど定植した株が被害を被るからここが折衷点と言うか妥協点である。写真は「事前・事後」の二枚だが撮影位置が180度異なるから少々分かり難いか。定植一期生と二期生の育ちの違いは見て取れるだろう。

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