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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「小さいイトトンボ」と「ヤンマ科?」も飛んだ!

2019-04-22 | 小父のお隣さん
 水見回り途上、泥水池4の上を大型のトンボが飛翔しているではないか。サナエ科かヤンマ科か迷ったけれど判るはずもなく静止しなかったから写真もとれなかったがクロスジギンヤンマでは無かった。残念・・・。

 気を取り直し泥水池2まで水見回りした時、水面にクロイトトンボが飛翔していたのだが、なかなか翅を休めてくれずこちらの動きにも敏感で写すのに苦労している足元に更に小さいイトトンボが飛ぶのに気付いた。
 このイトトンボは体長40mm程度でクロイトトンボより小さく明らかに別種なのだが体色の感じは似ている。時折視認できる程度の出現率なのでぜひとも写して鑑定をしてもらおうと苦しい姿勢で何枚か写した。デジカメでは背景にピントがいってトンボは全てピンボケ、ケータイのカメラは比較的焦点が合うけれどデスプレイで確認し難い。直射光下では見え難くてイライラする。

 運を頼りに当てずっぽうでデジカメとケータイで見失うまで撮影し使える写真は数枚だった。さて、この種は何かと思っても「イトトンボ科」程度の見当しかない。それだって根拠が明白な訳も無く科学的・学問的思索は皆無なのだ。こういうのを下学と言うのであろう。写真判定はS先生が頼りだ。

 ➡  花径のほぼ倍            2017、4月21日撮影個体

ひょっこりひょうきんガエル

2019-04-22 | 小父のお隣さん
 シェルター水路の浚渫をしていたところでアオガエルを見つけた。眼のふちに隈取りは無く平坦な体形なので「シュレーゲルアオガエル」に間違いはない。周囲ではうるさいほどの音量と数で鳴いているが、頭上の樹林からはオオルリやキビタキのさえずりも聞こえる。

 ここで疑問が浮かんだ。「鳥だけさえずりと言い、他は鳴くと表現する理由」がわからない。目的は共通しているから同じ表現でもよさそうに思えるが学問とは奥深いのであろう。わが郷里は雪深い田舎だが、この時期は春一色で新沼謙治だったか、早春にはあの歌が思い出される。

 さて、このシュレーゲルアオガエル、なぜノコノコと姿を現したのか不明で臆する風もなく泰然自若と移動している。この種に限らずアマガエルもしかりモリアオガエルもタゴガエルもニホンアカガエルもヤチガエルも捕食対象の生物にかかわらずこの潔さがたまらなく可愛い
 ひとつだけ理解できることは、姿を巧妙に隠して鳴くから大音量で鳴き続けても安全と言うことなのだろう。今回はたまたま視認し撮影できたけれど、これからの今季、シュレーゲルアオガエルの姿を見る保証はないのである。

                                

何時もはやらない・・・

2019-04-22 | 感じるままの回り道
 自ら掘り採りに行く事はまず無いタケノコ掘りだが4月の定例会で「山菜を食べよう」の催しになり会友の竹林へ材料準備に動員された。
 フイールドにも竹林はあり長い事「放置竹林整備」を行ってきたため作業道で入りやすくなった事もあり掘り採り出来る場所として口コミで広まってしまった。旬ともなれば小生が駐車場に到着する時間帯に10台前後の車両があり、既に帰り支度の人もいる始末になっている。

 それでも今期は「裏年」に当たり発生量が少ないらしく例年より人の入りはすくない。そんなフイールドでタケノコを探すより会友の私有地に入った方が無駄がない。急傾斜で運びだすのに大変だからと3人が指名されたのだけれど、掘り採り時間は僅か小一時間ほどで土嚢4袋を収穫した。
 これを会友の庭先で茹でて下準備をする段取りだが、お爺達はここで抜けて後はご婦人たちの始末に委ねる。

 前回、作ってみたタケノコの「砂糖漬け」をグラニュー糖で作ってみようと思いつつも操り人形を仕上げなくてはならないので涙を呑んで帰宅。口を慰めるのと手を慰めるのの二つ同時には出来ないので毛を抜き息を吹きつけて分身を得ようにも禿げ頭では抜く毛も無いし・・・。
 ここでボヤかなくてもボケゆくのは必定だけれど、どっちに転んでも人生、光り輝いている状態は失われないだろう。まあ、二物は要らない一仏でよろしい。

 掘り採り開始     二物両得     小生の掘り採り分

出来るかな、おいしいミカン「はるみ」で醸造酢・・・4(菌膜できた)

2019-04-21 | 何よりの楽しみ
 搾汁の発酵を終え上澄みと澱を分離して酢酸菌の感染を期待していたが半月経っても変化が見えない。「種酢」ができなければ酢酸発酵は望めないし、ほぼ「失敗だろう、ジュースで飲んでおけばよかった・・・」と落胆していたのが数日前だ。
 それがこの日、何気に種酢を作るための容器をのぞいたら白っぽい膜ができているではないか。「これは!」とばかり喜んで写真を撮ろうと縁台に持ち出したら膜とみていた片側が沈んでいる。それも厚さ5ミリ程度もあってちょうど氷盤のように見える。前日も覗いたのに気が付かなかった。

 更にビックラこいたのはアルコール発酵を終え種酢の投入を待つばかりの液にも薄く白い膜が発生しており場所によってはコロニー状に見えるのであった。何たる歓喜なんたる随喜、ほぼ諦めかけていた「酢作り」に光明が見えてきた。どんでん返しがないことを祈りたい。

   種酢容器の膜      容器を上部から覗く

モリアオガエル初見

2019-04-20 | 小父のお隣さん
 シェルター水路を浚渫中にモリアオガエルが現れた。産卵期には早いし昨年拡幅し護岸を施した部分だから草叢もない。水際をゆっくり泳ぎながら移動している。
 カメラを接近させても急ぐ風も無く気にする風も無い個体だった。進む先は林道の擁壁で何を考えているか判らんカエルだった。

 こんな時、作業を止め眺めると沈黙を守っていたシュレーゲルアオガエルが一斉に鳴きだす。その音量の大きさ、鳴き声の多さには何時もながら感心するが、昨年に盛り上げた法面にも多数の鳴き声があって、まだ草も生えない裸地状態だけれど、手の届く範囲に数匹が居るはずなのに姿は全く見えないし、潜んでいる穴も分からない。ホント、良くしたものである。

出来るかなマリオネット「リトルミイ」5(頭部の彩色)

2019-04-20 | 何よりの楽しみ
 人形や像の核心部は何と言っても頭部だろう。初めて作ってみる頭部の細工だったから色々すったもんだをしたものの「まあまあ」の出来と何時もの爺我自賛である。
 欲を言えば「顔面が平坦になってしまった事」「毛髪の描き方がぞんざいだった事」「下地に胡粉を使えなかった事」が挙げられる。アクリル絵の具で下地塗りをしても木目や木肌、はてまた継ぎ目などは隠しようも無かった。ここは骨惜しみをせず街の絵画材料店に行ってみるべきだった。
 色々と不十分な点は目立つけれど要は「子供だまし」と思っていた節もあるかも・・・。

 小生の性格もあるだろうが「塗り」の扱いは苦手だ。切り刻んでいる時が楽しいし、木工製品は木肌を隠さず活かしたいと言う思いもある。今回の経験は同じキャラクターでレバー操作式の人形を作る時に活かせるだろう。何を工作するにしても見本の無い「プロトタイプ」は後悔が多くなる。

         演じさせるに不足は無いが前後が平坦過ぎた       髪の描写力が落ちる

今日のとんぼ「クロスジギンヤンマ羽化」

2019-04-19 | 小父のお隣さん
 9日の水位 
 ここにきて少しばかり雨の日があった。100%林床の雨水に頼っている三日月池は大幅な減水を見せていて4月9日の時点で水位が20㎝も下がっていたのであった。
 この「あわや干上がり!」寸前の部分は例年クロスジギンヤンマが大量に羽化する場所で、この周辺が干上がってしまうと今季の羽化数に影響は必至だったはずだ。

 そんな心配があったから水位を見に行った。見に行ったところで水位が上がる訳もないけれど、まあ、大雨の増水時に用水路を見に行って落ちてしまうような不測の事態は皆無なのだ。
 満水位とまでは行かなかったけれど、そこそこの水量を見せていて一安心。ついでにカサスゲの間を探したら羽化した抜け殻が二体見つかった。この場所は上の写真で干上がっていた場所である。

 出現早期は羽化して周辺を飛翔する事はなく、そのままどこかに消えてしまう。羽化最盛期とは異なり、羽化していく時間も早いようで初期に羽化直後の成虫を視認した事はない。

                           

「珪藻の培養」と言って良いのかどうか・・・

2019-04-19 | 今日は真面目に
 珪藻の培養や養殖は研究者でも難しいと知るが二枚貝の餌として鉄壁の存在でもあるからなんとか自前で用意したかった。珪藻が欲しい時はネットと刷毛とバケツを持って大石の多い瀬に入る。水の流れが良い沢筋の日当たり良好な浅い部分に多くの珪藻があるから、これを刷毛で擦り取りネットでキャッチする。
 時折は沢に入って珪藻を採取し池の二枚貝に投与しているがもう少し手軽さが欲しかった。「培養は難しい」のは承知の上で、浄化槽のエアーポンプから池に曝気する方式にしたのを機会に養殖を試みた。

 水を張ったコンテナに沸騰に見えるほどの大量曝気を行い水中にウオータークリーナーで使用していた荒めのネットを浮かべてある。この中に沢から採取してきた珪藻を投入し日当り良好の場所に置いた。日当たり良好と言えども終日日当たりがする場所はなく、午後の数時間程度の日照である。それでもネットには藻が付着してくれる。
 これを時折は池の中で濯ぎ池に拡散させる。この方法で藻の再生産は成立しているけれど「珪藻」かどうかは全く持って心もとないのが実感だ。それでも折に触れ場所を変え河川を変えて流れの中に石から採取した藻をコンテナに投入している。まあ、「気は心」みたいなものであるけれど主食と言うより「ご馳走」扱いである。

 着藻状態の比較
 曝気量が多いので蒸散量も半端なく水の補給は欠かせず、水道水をそのまま追加する訳にはいかないからバケツに汲み置きで補充だ。
 ただ溶存酸素量と水流と日光はあっても河川で無いから栄養補給が必要だろうと、時折は薄い液肥を投入、時折は骨粉入り発酵油粕粒を投入、とまあ、てなもんや三度笠…。全ては爺我自賛の自己満足でも結果として二枚貝が健全に生きながらえてくれればそれで良いのだ。
 
 我が家の池ではマシジミは数世代続いているけれどドブガイやマツカサガイの二世は確認できていない。繁殖が確認できれば頭髪は伸びなくても鼻は伸びるだろう。フイールドのノビルは乱獲で減少中・・・。
 さて、池の二枚貝は代用食でも長期生存しているものの、そこはそこたまには故郷の一品が食べたいのは同じだろうて。かくして珪藻培養と係争中・・・。

ジャコウアゲハ産卵に来た!

2019-04-18 | 小父のお隣さん
 窓越しに庭に黒いチョウの飛翔が見えた。フイールドではカラスアゲハの飛翔を見ているけれど自宅で見るのはジャコウアゲハである。今日はこの1頭の他にキアゲハも飛翔していた。花は生垣のドウダンツツジくらいしかなく三つ葉に産卵に来たのだろうかどうか。

 ジャコウアゲハは間違いなく産卵に来ていてカメラを抱え庭に出ると既に産卵体勢だった。時折は飛び立ってキジョランの周りでアタックをしたりする。におい物質が間違う様な成分もあるのかどうか不思議だ。
 小生はキジョランの横から撮影をしていたのだが、そのおかげで触れんばかりに接近するし、少々夢見心地…。いくら手厚く処遇していると言えども小生の近くに飛んでくるなんて事はまず無いのである。

                            

今日のとんぼ「シオカラトンボ♀」初見

2019-04-18 | 小父のお隣さん
 泥水池シェルター水路の浚渫に出かけた。昨年拡幅した部分が基盤層そのものだったから掘り取れず浅すぎるのだ。作業開始前に水見回り、と言うよりトンボ出現期ともなれば「トンボチェック」に関心が移る。

 林道から泥水池の草むらにトンボの飛翔を確認、飛び方からカワトンボでは無かったので「シオカラか?」と着地した辺りに静かに接近して目を凝らしても見つけれない。座布団1枚分の範囲に間違いなかったけれど見えないのである。業を煮やして少しばかりクイックな動きを入れたら飛び立って至近に降りた。

 これで撮影間違いなし、なのだが光の角度とトンボの向きが気にくわない。と言っていても位置を「ここ!」と言う場所に移動するうちに逃げられる公算が高い。まずは初見だし撮影を確実にして落着。
 メスはオスと異なり地上に下りられると見つけにくい。そういえば冬の終わり頃の新聞記事に「シオカラトンボの表面には日焼けを防ぐ成分があった」と報じられた。この成分を用いての日焼け止めクリームなんて商品は出るのだろうか・・・。

 「トンボのメガネはピカピカメガネ・・・」の歌を例に出すまでもなくサングラスを掛け日焼け止め粉をまぶした獰猛なシオカラトンボの姿は笑える。

                                 

480歩のマーチ

2019-04-18 | 水辺環境の保全
 トンボ池からの排水路、少しでも水域を広げたくて掘り取ったけれど常時水が流れる環境でもなく威之志士様の掘り崩しに遭うだけでしかないと業を煮やして埋め立てたのが昨年である。その用土は上の池からの浚渫土で一輪車で何杯運んだのだろうか記憶にもない。

 先日、トンボ池の草抜きをした折に三本鍬で打ち引き抜いたのだが、これに泥土が付いてくる。これも一輪車で運び低い部分に入れた。それでもまだ不足しているから「一輪車でもう10杯」と浚渫して運ぶ事にしたのだ。上の池と埋め立て場所は「あっちとこっち」の位置関係で距離がある。「往きは良い良い帰りは重い」の道中では黙々と歩くだけなので歩数を数えてみたら往復480歩ほどになった。

 空荷の時は上り坂、重荷の時は下り坂で、どっちも足腰に堪える。5往復を数える頃には足腰にだるさを感じてきた。「10車だけ」と始めた作業だが8車目にシュレーゲルアオガエルの卵塊が出てきて「これ幸い!」と前線離脱、敵前逃亡した。あとは何食わぬ顔で埋め立て部の整地を行う。こういう要領の良さは永田町や霞が関から習える。なんといっても我が祖国のトップ集団なのであるから・・・。

 掘り取り場所  ➡   埋め立て中  ➡   整地して完了


出来るかなマリオネット「リトルミイ」4 (胴体と手足の成形)

2019-04-17 | 何よりの楽しみ
 原寸大に拡大したイラストから胴体と手足のパーツを予想して紙形を作りそれを板材に写してくり抜く。

 胴体は立方体に材を切ってから首と手足の接続穴を開けておく。胴体の成形をしてからだと穴あけが不安定だ。想定した深さまで穴あけを済ませ糸のこ盤で胴体側面の外形線を繰り抜いた。前後の局面は桐材をクランプで圧着してからサンダーで成形する。
 接着強度が加工に耐えるようになる2時間ほどの時間を持て余し、此の間に近くの硫黄泉に入ってきた。1時間500円で帰路はスーパーへ食材を購入に立ち寄って丁度2時間、我ながら塩梅が良い・・・。

 サンダーは玄関ポーチで行ったが夕刊配達のお姉さんに笑われてしまった。世間様に笑顔をお届けするのも年寄りの役目でもある。
 まず胴体の成形から済ます。胴体のカーブが決まらないと手足のパーツ合わせ部分を決めにくい。肩関節と鼠蹊部の接続は未だにモヤモヤしているもののゴム管で行ってみる事にした。マリオネットなんて制作した事は皆無なだけに自由度のあるぬいぐるみと異なる木製では勝手が分からないのだ。
                             

 胴と頭部の接続は球体関節にする心算だったが頭部のブロックを張り合わせて作る際に失念して加工しなかった。これもモヤモヤの一因である。ゴム管径は7φだったので剛体でもないからと7φの穴を穿った。仮組みして具合を見ようとしても所定の長さが入っては行かない。これでは固定強度が失われてしまう。結局8φのドリルで浚う事になった。まあ、手直しなんて事は毎度の所業であって「所業無情の響きあり」てなもんや三度笠・・・。

 

今日のとんぼ「アサヒナカワトンボか?」

2019-04-16 | 小父のお隣さん
 いつも通りに名前が判断できない小生である。カワトンボ種に間違いないと思うのだが「アサヒナカワトンボか?」と言う程度の判断力だ。それでも今日はこの種の個体数が片手の指の数は出てきた。
 狙いはダビドサナエで、わざわざ集落の土手を歩いてみたのだが空振りだった。昨年は見る事が出来なかったので今季出始めにはお目にかかりたい。
 拠点に上がる斜面の樹木を植樹した当時は見かける事もあったけれど背丈を超える高さに育ってしまう頃からととんと訪れ無くなった。環境が合わなくなったのだろう。それ以後に見るのは水源地の河床だけだ。

 今日のカワトンボ、最初の個体の翅の付け根に白い縫い取り模様が見えて気になって仕方が無かった。他の個体には明確な白いギザギザ模様が無かったから、さてなんだったか・・・。それはともかくアサヒナカワトンボだとしたら今季初見で初撮影だ。

        翅付け根の白い模様      別個体は不明瞭

蜂満神社を再建

2019-04-16 | 今日は真面目に
 最初に建立した蜂満神社は10年ほど役割を果たしてくれたものの昨季には支柱が腐食して倒壊してしまった。昨季の小生はよんどころない事情が多く手が回らず再建出来なかったのだが今回、気合を入れて新築再建した。

 旧社は梁材に穴を多数明けて使用したけれど、今回は大きな材が無い。それで指が入る程度の竹稈を使用し高密度集合住宅風の蜂満神社が完成した。全てが廃材利用なので支柱も短め社の板も腐植気味の頼りない材が入っている。そのため残っていたペンキを塗り耐用年数を長くしようと思ったものの、いざ設置してみると予想より上部が重い。
 ましてや社の床板は劣化がベニヤ材なので重みに負けてグラグラする。これでは耐久性は望むべきもなく補強が必要になってきた。

 「もったいない」「新品で無くて構わない」と言えども、度が過ぎると結局は水泡に帰してしまう。この性向は生まれも育ちも影響しているのだろうと自分なりは思っているし今更変更が出来ない性分でもある。

 朽ちた神社       社の部分      強度不足で支えを入れた

 本体の巣穴をドリル穿孔から竹筒に変えたのはS先生のアドバイスでもある。蜂満神社の構想を練った時。竹筒を使う試みをしたものの節の出っ張りが集積を邪魔し削る手間が難儀で梁材にした過去がある。
 今回、竹筒を使ったのはアズマネザサの稈だと節の突起を考慮しなくても良かったからで、内径の大きい稈はマダケを使ったが、この場合の突起はサンダーで削った。これは鉋より楽で早い。
 多様な内径稈を揃えた事で種類の異なる蜂が訪れる期待があるし巣層に出入りする蜂を至近で見るのは農作業に励む郷里の記憶と重なり満たされるものがあって、オオスズメバチを至近で眺めての「装甲昆虫ガンダムかい!」とワクワクするのとは別物で、やはり「変なお爺さん」なのだろう。

庭のウマノスズクサをまとめる

2019-04-15 | 何よりの楽しみ
 食草園として維持している庭ではないけれどウマノスズクサが自然繁殖して今期も20本近く蔓を伸ばしてきた。花をつける暇も無くシーズン数回ほどジャコウアゲハの幼虫に地際まで食い尽くされていく定めだから衰退すると思ってもあにはからんや、増えていくので不思議不思議の金鵄丸みたいな生態である。

 このありさまでは土も自由に掘り返せないので思い切ってフェンスの際に7本ほど列植してまとめた。これで花壇もどきの掘り返しが可能になった。残りの十数本は支柱を挿して立ち昇らせる。掘り返す場所では無く野草中心の「放っとけ庭」だからだ。まあ、これは野草に対する小生の仏心である。僕らはみんな生きている・・・。

 掘り採る時、直根が深く入っているタイプなのは承知だったからスコップで大きく深く掘り上げてみた。そしたら直根だけでなく横に走る根もあってびっくりしたのだが、大きく掘り採った事で植え痛みも少なく回復も早いだろうと思っている。30㎝程度に伸びる頃にはジャコウアゲハが産卵に見えるはずで幼虫の育つのを日々眺められる、これも幸せの一種であろう。

 と言ってみても客観的には黒い金平糖のような幼虫がウジャウジャいて外壁や玄関周りにはお菊虫多数、さながら妖怪苫屋の様相で、ご婦人二人連れのセールスの人たち、「きゃぁ!」と言いつつ踵を返す。虫も大家の役に立つわい。

 芽生えた ➡   根の姿  ➡   植え付け