澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

東国原知事と「裏金」問題

2007年05月22日 09時44分31秒 | Weblog
ニガウリは順調に発育中…。

東国原知事が「裏金」問題で謝罪した。
県のある福祉施設で、消耗品費の年度末残高を業者にプールさせ、次年度にまたがって消耗品を購入していたという。
前知事の汚職問題に端を発して、「裏金」が問題となり、やっとここまでたどり着いたのだろうが、はっきり言って枝葉末節の事件だ。行政組織の末端(現場)では、こういう経理操作はかなり行われていたことで、たまたま発覚してしまったに過ぎない。

現行の会計事務制度では、どうしても「現場」にしわ寄せがいく。予算を配付する側は、数的管理だけを行って、「現場」を「指導・監督」してさえいればいいのだが、「現場」はそうはいかない。「鉛筆が足りない」と言われたら、買わないわけにはいかないのだ。そこで、今回のような「工夫」が考えられる。
今回の「事件」で県当局は、当該福祉施設の責任者を「懲戒処分」にして済ませようとしているが、これはトカゲのしっぽ切りに過ぎない。最近どこかであった「不適切な経理」と同じことだ…。

幸い東国原知事自身は、「現場」での矛盾を認識しているようだ。週数日しか出勤しない、どこかの「独裁者知事」とは違うようなので、まだ救いはある。