澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

姜尚中と「朝まで生テレビ」

2007年05月26日 07時58分36秒 | マスメディア
「憲法改正」をテーマにした「朝まで生テレビ」を見てしまった。
相変わらずのメンバーで、特に目新しい議論もなかったようだ。「電波芸者」田原聡一朗の司会にも飽き飽きだし、出演した政治家のうさんくささには、以前にも増してうんざりした。特に辻元清美のバカさ加減には辟易とさせられた。このおばさんは「第2の土井たか子」になるね、間違いなく。(褒めているのではありません。念のため…。)

さて、肝心の姜尚中センセイだが、今回は激することもなかった。論敵が不在だったからだろうか。
「東大教授(政治学)」という肩書きをフルに利用して、国際問題や民族問題などさまざまな分野で”言論活動”を行っているが、彼の本当の専門は政治思想史なのだ。それもドイツか何かの政治思想だ。地域研究や国際関係論は、専門外のはず…。もったいぶった話し方が、政治家とはまた違った、うさんくささを漂わせる。

政治思想史を専門とする東大教授が、これほどまでにマスコミにしゃしゃり出た例を、私は知らない。本来、政治思想史という分野は、俗世間とは一定の距離をおいて、静かに研究する学問ではなかったか。
「出自」を都合よく利用して、「在日」「エスノ・ポリティックス」などと叫ぶ、このセンセイ、本当は「目立ちたがり屋」の最たる者ではないか。

姜尚中を重用するマスコミの姿勢にも問題がある。一部では、カメラ目線で、もったいぶったあの喋り方に人気があるのだそうだ。だが「東大教授」という看板とテレビ受けするという理由だけで、さして内容のない話を聞かされる視聴者は、いい迷惑だ。

それにしても東大教授の「権威」は、地に落ちたものだと思う。
彼を、「在日」で「私大卒」の「東大教授」という、モノ珍しさが「売り」のタレントと考えれば、さして腹も立たないが…。