澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

台湾旅行のポイントはここ!

2008年09月29日 13時09分45秒 | 台湾
2度目の台湾旅行で気付いたこと。

まず、電源について。デジカメやシェーバーなど、日本製品の電圧は、100Vに設定されているため、外国では変圧器がないと充電できない。しかし、台湾の電圧は、110V。コンセントの端子は三ツ口だが、下の二つに差し込めば、そのまま充電できる。今回の旅行で確認したが、これは便利だった。


(台湾ビールの後ろにある充電器に注目!)

次に故宮博物院。展示方法も新しくなり、目を見はるような展示品ばかり。この解説を日本語で聞くことができるのだが、専用レシーバーを借りるには、100元(およそ330日本円)とともに、身分証明書が必要となる。パスポートはホテルに預けるケースが多いので、私も困ってしまったが、日本の運転免許証でOKだった。もちろん、管理がしっかりしているので、預けても何ら心配はない。故宮博物院に行く時は、身分証明書をお忘れなく!!


(ぜひ、パスポートか身分証明書を持参して!)

花蓮へも出かけたが、空港の建物は新しくなり、以前ののんびりした感じは薄らいでいた。花蓮は軍用空港でもあるので、撮影禁止。


(花蓮市街上空を飛ぶ台湾空軍戦闘機)


次に台北の「二二八公園」。中華民国総統府の通りを隔てた側に位置するこの公園は、台湾理解の原点でもある。国共内戦に敗れ、中国から逃亡してきた国民党政府は、「二二八」事件を引き起こし、多くの優秀な台湾人(内省人)を虐殺した。この事件について語ることは長らくタブーになっていたが、李登輝氏が総統に就任するに至って、事実を究明しようとする機運が高まった。この公園は、それを記念して建てられたものだ。

台湾が今なお親日的であるのも、この「二二八」事件が大いに関係している。日本が破れ、国民党が台湾にやって来た時、「イヌが去って、豚がやって来た」というのが、台湾人の実感だったという。「イヌ」(=日本人)も迷惑な存在だが、法(規範)を守る精神はあった。ところが、大陸からやって来た中国人(=豚)は、無法の限りを尽くして、台湾人の資産を食いつぶし、台湾人を弾圧したのだった。

今は平和そうで、子ども達が遊ぶこの公園には、台湾人の万感の思いが込められている。


(二二八和平公園の入り口)


(二二八和平公園にある石碑)

最後に交通機関について。MRT(地下鉄)はとても便利だった。全く問題なく、台北市内のあらゆる場所に行くことが出来る。MRT「淡水線」の「淡水」まで足を伸ばしたが、市場の活気と、夕陽の美しさが心に残った。MRTで要注意なのは、飲食厳禁ということ。
バス、タクシーについても、みな親切で、料金のごまかしなどは全くなかった。
この旅行の一週間前、中国の大連、瀋陽にも行ったのだが、街を気ままに歩くことなどとても出来そうになかった。

自由気ままに動き回ることが出来る台湾旅行。こんな旅行が出来る国もそう多くはないはずだ。


(MRT淡水駅で)



(淡水の夕陽)