麻生内閣支持率がさらに低下し、自民党内部では「麻生おろし」の動きが始まったという。今朝の「産経新聞」によれば、内閣支持率は17.5%、「信頼できるのは誰か」という質問では、鳩山由紀夫代表57.3%、麻生太郎22.7%という結果が出たという。
西松建設問題がくすぶるなかでも、民主党優位は変わらないというのが現状のようだ。
だが、自民党の劣勢を一挙に覆し、民主党をノックアウトする”秘策”が進みつつある。先日、厚生労働省の村木厚子局長が公文書偽造の疑いで逮捕されたが、その後の捜査状況はあまり報道されていない。本人は、事実関係さえも否認しているようだ。
この問題で関与を噂される政治家が、民主党の重鎮・石井一。民主党というよりも自民党のボスという経歴、印象の持ち主だが、この石井一代議士が、事情聴取され、さらには逮捕されることになれば、民主党の優位は一気にしぼんでしまう。
検察当局がどこまで政治に介入するのか注目されるが、総選挙直前の絶好のタイミングにこれを行うとすれば、民主党へのダメージは致命的だろう。
検察当局は、民主党の胡散臭さを熟知していて、多少の批判は承知の上で、自民党への肩入れしているのではないかと思われる。「財政のムダをなくせば、消費税を上げないで済む」「在日外国人にも選挙権を与えるべきだ」「友愛外交」…。胡散臭いスローガンはいくらでも思いつく。
アッと驚く大逆転…これが検察当局から飛び指す可能性は大だ。
元局長、全面否認続ける 郵便不正、逮捕1週間
障害者団体向け郵便料金割引制度悪用事件で、制度利用に必要な団体の証明書を偽造した容疑で、厚生労働省の元雇用均等・児童家庭局長、村木厚子容疑者(53)が逮捕されて21日で1週間。捜査関係者らによると、当時の部下や上司ら周囲が同容疑者の関与を供述する一方、同容疑者は20日に接見した弁護士にも関与を否定するなど一貫して容疑を否認しており、供述の食い違いが鮮明になっている。
村木容疑者は2004年6月上旬、自称障害者団体「凜(りん)の会」(東京・文京、現・白山会)の証明書を共謀して偽造するなどした虚偽有印公文書作成・同行使容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。(21日 07:00)