澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

桐朋学園オーケストラ定期演奏会

2022年01月16日 18時39分17秒 | 音楽・映画

 桐朋学園オーケストラ定期演奏会に行く。今回、会場が1300人収容のホールから、定員506名のホールに変更になった。初めてのホールなので、どんな響きがするのか、特に興味深く聴いた。

 プログラムは次のとおり。

1 シューベルト;交響曲第7番ロ短調「未完成」
2 ドビュッシー;小組曲
3 ファリャ;バレエ音楽「三角帽子」第一組曲、第二組曲

 矢崎彦太郎(指揮)桐朋学園オーケストラ(管弦楽)

 「未完成」の冒頭部、コントラバスの音を聴いて、まず感じたのは、ホールの残響音が豊かだということ。従前のホールは乾いた(デッドな)響きだったので、オケのメンバーも響きの差を実感したに違いない。
 ホールの豊かな響きは、2 ドビュッシー;小組曲、3 ファリャ;バレエ音楽「三角帽子」第一組曲、第二組曲において特に効果的だったと思う。アマチュアとは思えない緻密な弦のアンサンブルに、多彩な木管の音色、柔らかな金管の響きが加わって、華麗な音楽を作り上げた。
 
 知人もこの演奏会に来ていたが、あまりお気に召さなかったようだ。独墺系の重厚な音楽を好む老人にとっては、ラテン系の華麗な音楽は少々うるさく感じたようだ。
 私は、往年のデッカ録音でアンセルメ&スイス・ロマンド管弦楽団の演奏で、これらの曲に馴染んでいたので、素晴らしい演奏が聴けたことに大いに満足。

 とにかく毎回、このオーケストラは、ほぼプロ並みのアンサンブルを聴かせてくれる。アマチュアの初々しさと、プロ並みの演奏技術。



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