澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

閔妃殺害(乙未事変)事件を何故いま謝罪するのか

2009年08月25日 00時02分54秒 | 歴史

テレビ朝日系列「報道ステーション」で奇妙な映像を見た。114年前の朝鮮王朝・閔妃(ビンピ)を殺害した当事者の子孫が、韓国に謝罪に行くというドキュメントだ。  

                    (台湾映画「一八九五 乙未」)

たまたま、台湾で同じ年に起きた抗日闘争を描いたのが、上記の台湾映画「一八九五 乙未」だ。このDVDは未見だが、日本人の立場にも理解を示し、極めて客観的に史実を描いていると評価されている。

 一方、閔妃殺害に関しては、犯人の子孫であるという八七歳の老人医師が、和解を求めて韓国へ謝罪の旅に出る。しかしながら、閔妃の子孫とされる韓国人は、日本人の老医師に土下座して謝罪を求める。周囲には、謝罪に来た日本人が土下座する映像を撮ろうとする韓国のマスコミ陣が取り囲む。

これはいったい何なのか? 「南京大虐殺」が問題になったときも同じような光景を見た記憶がある。その昔、サヨクの日本人は中国にでかけ、「日本帝国主義」の犯罪を糾弾し、中国人民との連帯をうたった。当時の中国側は、加害者は「日本帝国主義」であり、「日本人民」はその被害者だという理解だった。
ところが、今や「南京大虐殺」は、残虐な日本人の戦争犯罪だということになっている。「民族の犯罪」という訳だ。
歴史認識というものは、先方の都合でかくもころりと変わる代物なのだ。

もちろん、日本が企てたという暗殺の陰謀は、決して肯定できるものではない。老医師の気持ちも分からぬではない。
だが何故、総選挙間近のこの時期、こういうタイミングで、このニュースが流されるのか。テレビ朝日の本音がどこにあるのか考える必要があるだろう。はっきり言えば、外国人参政権を認めようとする民主党をバックアップするためではないか。日本はこんなに悪いことをしたのだから、参政権くらいあげてもいいじゃないか…というキャンペーンなのか?

一方的な懺悔など、日本人同士でもなかなか理解されないのに、文化が異なる韓国人に果たして通じるのだろうか。これが素朴な疑問だ。

【番組の概要】
1895年に起きた閔妃(日本での呼称:びんぴ)殺害事件の全ぼうや、実行犯たちの子孫が110年ぶりに韓国を訪れ謝罪する場面を盛り込んだ特集が、24日夜10時からのテレビ朝日のニュース番組で放送される。  日本の地上波テレビ局のニュース番組のうち、最も高い視聴率(20%)を誇るテレビ朝日の『報道ステーション』は24日、明成皇后殺害事件に関する14分間の特集を放送する。今回の特集は、韓国を代表するドキュメンタリー演出家であり、韓中日3国放送プロデューサー・フォーラムの常任組織委員長を務めるチョン・スウン監督が、2005年に制作したドキュメンタリー『110年ぶりの追跡 明成皇后殺害事件』を基にしている。テレビ朝日の関係者は「日本人があまりよく知らない歴史的事実という観点から、特集番組を放送することを決めた」と説明している。  明成皇后殺害事件は、日本ではほとんど知られていない「恥ずべき歴史」だ。チョン監督のドキュメンタリーは、朝鮮駐在の日本公使だった三浦梧楼が、48人の刺客を動員し、景福宮に乱入して明成皇后を暗殺したという歴史的事実のみならず、実行犯の一人である国友重章の孫に当たる河野龍巳さん(88)、家入嘉吉の孫の嫁に当たる家入恵子さん(76)などが初めて韓国を訪れ謝罪したことにも触れている。  テレビ朝日のニュース番組は05年以降、毎年韓国を訪れ、しょく罪を続ける子孫たちの姿を取材している。



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