ふとしたことから、韓国のネットTVの映像を知った。李承晩を崇敬する団体のTVらしいので、日本人にとってはいい印象を受けない。しかしながら、四回分を見たところ、韓国にもまともな歴史観を持つ人がいるのだと知った。ここには、第二回「嘘の国民、嘘の政治、嘘の裁判 」(李栄薫 ソウル大学校名誉教授)を貼付した。
冷戦時代、南北朝鮮は骨肉を争う仲であり、自由主義対共産主義というイデオロギー上の対立もあって、韓国政府は「反日」を国是として持ち出すことは手控えた。ところが今や、「従軍」慰安婦や「徴用工」をカードにして、日本艦船にレーザー照射する有様。この原点には、嘘を習いとする韓国人の国民性があると李教授は指摘する。さらに興味深いのは、韓国の主張の背後には、朝鮮総連の策謀が存在するという事実だ。「強制連行」「従軍」慰安婦などのデマゴギーに関しては、総連傘下・朝鮮大学校(東京)の朴慶殖・元教授が書いた本が韓国に持ち込まれ、意図的な「反日」キャンペーンに利用された。
21世紀のいま、「日帝が風水で韓国民の生気を奪うため、各地の山々に鉄杭を打った」などとキャンペーンを続ける韓国政府。国民はこんなヨタ話を鵜呑みにしているのかと思っていたら、この映像を見て分かったのだが、すべてが愚民という訳でもなさそうだ。
とは言っても、この映像の証言者たちは、別に「親日」だからこんなことを話しているわけではない。そこだけは、確認すべきだろう。
2.嘘の国民、嘘の政治、嘘の裁判