澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

あえて「社会保険庁」を擁護する

2007年06月12日 20時11分22秒 | Weblog
ニガウリ栽培は順調だが、連日の「社会保険庁」叩きに辟易としている。
特に、朝・昼のワイドショーはひどいものだ。社会的な意識の高いサラリーマンが見ていないことをいいことに、レポーターは言いたい放題。もし、公務員が見ていたら、激怒するような内容ばかり。もっとも、TVを見てすぐ行動するような人は、公務員などならないだろうが…。

以前、国家公務員には「地方事務官」という制度があった。都道府県には、国民年金所管課があり、「福祉局国民年金部」「福祉部国民年金課」とか称していた。そこの職員は、国家公務員(高校卒のノンキャリア)として採用され、「地方事務官」として都道府県に配属された人たちばかりだった。身分は「国家公務員」、配属は「地方公務員」という、言ってみれば「こうもり」のような存在だった。何年か前、この地方事務官制度は廃止され、年金関係事務は「社会保険庁」に統合された。

このような年金のスペシャリストに過ぎない人たちが、保養施設(グリーンピア)等の建設を考えつくだろうか?旧厚生省の高級官僚が考えたに決まっている。それも、政治家の利権がらみでだ。制度の問題点を指摘することなく、何でもかんでも「社会保険庁が悪い」というのは、悪徳政治家の思うがままではないか。

公務員は、自分の意見を公に出来ないという制約がある。目立つ言動は、その人の無難な将来を揺るがしかねない。だから、ほとんどの公務員は、アホなマスコミ報道にも我慢しているのだ。

「民間」がすべていいというのなら、公的部門もすべて民営化するとよい。その結果がどうなるかは、日の目を見るより明らかだ。



 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。