澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

地球環境という言葉

2007年06月09日 06時57分32秒 | 社会

今回のサミットのテーマは、地球温暖化の防止だそうだ。
そんなこともあって「地球環境」という言葉を耳にすることが多いが、この言葉の「物神化」傾向も気になるところだ。実態がはっきりしないまま、これを守るのが「正義」だ、考えないのは遅れた連中だというような風潮がないだろうか。「地球環境」という言葉を水戸黄門の印籠のように使われてはたまらない。

 この風潮に便乗するかのように、上智大学大学院には「地球環境専攻」がつくられた。以前「国際関係専攻」で名を売ったこの大学は、今度は地球環境と名付ければ「当たる」と考えたのだろうか。理科系のスタッフ、実験設備等も全くないまま、薄っぺらなパンフレットのようなカリキュラムを組んでいる。
某国立大学大学院で化学を学んだ知人によれば、基礎的な理科系の知識や実験・検証のノウハウがない限り、地球環境がどうしたと叫んでも意味がないのだという。つまり、上智大学のやり方は、野口健とかいうアルピニストが主催する「小笠原環境学校」と変わらないことになる。参加した子供を「環境メッセンジャー」に育てるのが、野口の目的だそうだ。小笠原の海でイルカや鯨を見せて、地球環境を守らなければと教え込む。それ自体は悪いことではないが、それだけでは、教会の日曜学校のようなものだ。
上智の大学院にぴったり当てはまる言葉がある、そう「羊頭狗肉」だ。

 「地球環境」という言葉が声高に叫ばれる時は、やはり立ち止まって考えることが必要だろう。誰も反対できない、美しい言葉にこそ、ウラがあるのだ…。 



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1 コメント

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運命の相手って信じますか? (浅利美香)
2007-06-09 07:03:42
もし、あなたが本気で自分の運命の相手を知りたくなったら、美香のブログに遊びに来てね!教えてあげる♪
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